村上春樹氏受賞ならずファン「非常に残念」ノーベル文学賞発表

東京・新宿の紀伊國屋書店新宿本店で5日、ノーベル文学賞のパブリックビューイング(PV)が行われた。
2006年から有力候補に挙がり続けている日本の作家・村上春樹氏(74)の受賞の瞬間を見届けようと、会場には40人以上が来場。受賞者が発表された瞬間、村上氏ではないことを知った会場のハルキストは、頭を抱えた人もいれば、落胆する間も無く、足早にその場を離れる人もいた。村上氏は今回も受賞を逃し、18度目の正直とはならなかった。ノーベル文学賞にはノルウェーの劇作家、ヨン・フォッセ氏が選ばれた。
三重・津市から来た製造業勤務の増井孝充さん(55)はヤクルトファンとして知られる村上氏の待望の瞬間を見届けようと、村上つながりもかねてヤクルト・村上宗隆内野手のユニホームを着用して来場。「祝 ノーベル文学賞受賞 村上春樹様」と書かれたプラカードを持ち込んだが、「非常に残念。今回は受賞すると思っていた。来年こそは必ず受賞してくれると、ハルキスト一同願っております」と話した。