全国最高齢の首長 “89歳町長”が物損事故 免許返納はせず「より注意して運転を」【新潟・出雲崎町】

現職の首長の中で全国最高齢、89歳の小林則幸出雲崎町長が車を運転中に物損事故を起こしていたことが分かりました。

9月9日、新潟県出雲崎町で車の運転中に車庫の壁にぶつかる物損事故を起こした小林則幸町長。Uターンする際にギアの操作を誤ったことが原因だと言います。

小林は町長は現在89歳、今年12月には90歳を迎える全国最高齢の首長。

年齢への不安の声も上がる中、今年7月、来年の町長選に出馬する意思を表明しています。

【出雲崎町 小林則幸 町長(7月)】
「お医者さんからお墨付きをいただいているので、『全く心配ない』ということです」

ブレーキとアクセルの踏み間違えなど高齢者による事故が起こる度に巻き起こる免許返納についての議論。

しかし、過疎高齢化の進む地方で車のない生活を送るためには多くの課題が横たわっているのも現実です。

小林町長にも免許返納の意思はなく「普段から運転には常々気をつけているが、確認を怠ってしまったので、事故を機会に、より注意して運転したい」とコメントしています。