働く女性2人に1人が「推し活をしている」と回答 – 仕事への影響は?

キャリアデザインセンターは10月3日、「推し活」に関する調査結果を発表した。調査は8月21日~30日、同社運営サイト「女の転職type」を利用している20代~40代の女性会員661名を対象にインターネットで行われた。

調査によると、現在「推し活をしている」女性は49.0%。推し活の対象は、「アイドル」(46.0%)、「アニメ・漫画」(31.8%)、「アーティスト」(29.9%)が上位に。

推し活にかける1ヵ月あたりの費用を聞くと、「1~3万円未満」(27.4%)が最も多く、「3~5万円未満」(7.5%)、「5万円以上」(9.0%)も合わせると、4割以上の人が月に1万円以上を使っているよう。また、「0円(使っていない)」(22.4%)と回答した人を除くと、推し活へ使う月の平均金額は1万6,279円という結果に。

さらに、月の給与の何割を推し活に使っているかを教えてもらったところ、「1割」が47.7%を占め、次いで「2割」(12.0%)、「3割」(6.2%)と続き、「5割以上」かけている人も全体の7.7%いることがわかった。

次に、推し活をする上で仕事へどのような影響があるかを尋ねたところ、「仕事のモチベーションが上がる」(55.6%)、「有給休暇が減る」(21.6%)、「職場に推し活仲間ができた」(17.3%)が上位に。「特に影響はない」と回答した人は25.6%だったことから、約7割の人が推し活が仕事に影響があると考えており、そのほとんどがポジティブな影響であることがわかった。

また、「推し活がしやすい職場に転職したいですか?」と聞いたところ、85.1%が「積極的に転職したい」「あれば転職したい」と回答。どのような職場だと推し活がしやすいと思うかを聞くと、「有給休暇がとりやすい」(84.6%)が最も多く、次いで「給与がいい」(74.4%)、「土日祝日が休み」(64.5%)、「残業が少ない」49.4%)と続いた。

最後に、全調査対象者に「推し活は仕事にどんな影響があると思いますか?」と質問したところ、推し活をしている人は、「とてもいい影響がある」(50.0%)と「ややいい影響がある」(40.4%)を合わせると、9割以上の人がいい影響があると考えていることが明らかに。一方、推し活をしていない人は「とても良い影響がある」(18.7%)、「ややいい影響がある」(41.8%)と、6割にとどまった。