[チバリヨ―県勢!! プロ野球キャンプ2023]
今季11年目に入ったソフトバンクの東浜巨(32)=沖尚高-亜大出=は、エースの自覚を胸に、3年ぶりの開幕投手と規定投球回数のクリア、自身3度目の2桁勝利を目指す。自身の活躍の先には、3年ぶりのリーグ制覇と日本一がある。
関連記事将来なりたいものが見つからない… 母校訪問の東浜巨投手に小学生が質問 返した答えとは・・・ 沖縄県うるま市出身で、プロ野球ソフトバンクで活躍する東浜巨投手が6日、母校の与那城小学校を訪れて講演した。けがを・・・www.okinawatimes.co.jp 「キャンプは順調にスタートした。練習はやりたいことができている」とアピールする。
プロ10年目の節目だった昨季は、シーズンを通してローテーションを守り、23試合に登板。自身5年ぶり2度目の2桁勝利となる10勝(6敗)を挙げ、防御率は3.11。昨年5月の西武戦では、史上84人目、県勢で初となるノーヒットノーランを達成した。
しかし、規定投球回(143回)には7イニング及ばず、チームが目前でリーグ優勝を逃したこともあり「とても悔しいシーズンだった。規定回数に到達しなかったのも一番悔しかった。いい時と悪い時の差が大きい1年だった。それが優勝できなかった一因だと思う」と振り返る。
エースの千賀滉大がチームを離れ、藤本博史監督からは開幕投手の有力候補に挙げられているが、複数の選手が調子を上げており、激戦が予想される。そういった中でも「名前が挙がることはありがたい。そこはしっかりとアピールしていきたい」と意欲を示す。その上で「開幕戦がゴールではない。チームの優勝を見据え、1年間ローテーションを守り、優勝に貢献できるようにするため、キャンプではしっかりと体づくりに取り組んでいきたい」と強調する。
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