ホテル室内で60代客室乗務員が死亡 口に靴下が詰められていながら「争った形跡なし」

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ホテルで息絶えていた客室乗務員。しかし誰かと争った様子や、何者かが部屋に押し入った形跡がまるでない。この謎の死について、『New York Post』『CBS Austin』などアメリカのメディアが伝えている。
アメリカン航空の客室乗務員として働いていたダイアナ・ラモスさん(66)がフィラデルフィアに移動し、現地ホテルにチェックインした。
しかしチェックアウト予定日を2日超過した9月25日夕方、清掃のため室内に入った従業員が意識のないダイアナさんを発見し、警察に通報。駆けつけた医療従事者が状態をチェックし、その場で死亡を確認した。
発見されたとき、ダイアナさんの口には靴下が詰められていたとのこと。事件発生の可能性が高いと考えた現地警察は現場を入念に調べ、意外なことに気付いた。
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客室内外を注意深く確認したものの、外部から無理やり押し入った跡はない。遺体を調べても争った形跡がなく、武器のようなものも見当たらなかったのだ。
ダイアナさんは複数の薬を飲んでいたとみられ、客室内には処方薬の瓶がいくつか残っていたとのこと。それらについては「未開封のままだった」とのみ報じられた。
現地警察はダイアナさんの最期について、「怪しい点がある」と判断。殺害された可能性があるとして、慎重に捜査を続けている。
アメリカン航空は一部メディアに声明を発表し、「精神的に打ちのめされた状態です」「つらい時期ではありますが、この件で影響を受けた皆さんが必要なサポートを得ることができるように、力を尽くしております」と説明。
また今後については「引き続き現地警察の捜査に協力してまいります」とコメントしている。
同航空会社で働くある客室乗務員は、ダイアナさんの拠点について「ロサンゼルスだった」と明かし、「疑問ばかり」「本当に悲しい気持ちです」とメディアに語った。