袋の液体スープが入ったチルド製品は、手軽に食事ができる優れものです。ただ、「面倒くさいから液体スープの袋も鍋に入れて温めよう」と考えるのは厳禁です。日清がその危険性と正しい温め方を教えてくれました。
温めて液体スープに入れればすぐに食べられるタイプのチルド製品。便利でおいしいため、よく食べる人も多いのではないでしょうか。
チルド製品に付いている多くの液体スープは、別容器に用意したお湯で温めたり、煮立っていない鍋のお湯で温めるよう説明書きがあります。しかし、たまに面倒になり「液体スープの袋も鍋に直接入れて温めてしまおう」と考えることはありませんか。
実は、それは危険な方法。チルド製品を製造・販売している日清によると、袋のまま直接鍋で沸騰させると、袋に入ったスープが膨張してしまい、破裂する恐れがあるのだとか。そんなことになればせっかくの食事が台無しになりますし、火傷の危険性もあります。
面倒だと思っても、袋に入ったままの液体スープは鍋の火を止めてからお湯に入れて温めたり、別の器に溜めたお湯で温めたりするほうが安全です。今まで直接温めて問題が無かったという人も、これからは製品の説明どおりに温めましょう。
どの製品でも、パッケージに記載されている方法が1番安全な作り方です。安全においしく楽しむために、面倒がらずに手順を踏むのが大切です。
ご家庭でもよく使うチルド麺といえば、うどんでしょうか。袋入りで短時間ゆでるだけで食べられるので便利です。
しかし、乾麺などとは違い、ややコシがないのが残念に感じる人もいるでしょう。そんな時は、ゆでる前にレンジで温めるとよいのだとか。
袋から取り出したうどんを皿に乗せ、軽くラップをして500wで2分、レンジで加熱します。あとは、1分ほど沸騰したお湯でゆでましょう。
こうすることで、うどんに含まれるグルテニンという成分から適度に水が抜け、もっちり感やコシが感じられるようになります。
便利な食材は、面倒でもひと手間を大事にすることでよりおいしく感じられます。ぜひ試してみてください。
[文・構成/grape編集部]