マッチングアプリで半数が「満足のいく出会いがあった」、どんな出会い? -男女の意識の差も顕著に

じげんの婚活業界調査組織「マリアージュ総研 by結婚相談所比較ネット」は10月4日、「マッチングアプリでの出会い満足度」に関する調査結果を発表した。同調査は5月29日~31日、全国の20歳~49歳のマッチングアプリ利用者480名を対象に、インターネットで実施した。

マッチングアプリを通して満足のいく出会いはあったか尋ねたところ、全体で約半数が「満足のいく出会いがあった」と回答した。男女別で見ると、男性の方が「満足のいく出会いがあった」と回答した割合が多く、満足度に男女差が見られた。

特に40代は男女の差が大きく、男性は41%が「満足のいく出会いがあった」と回答しているのに対し、女性は29%と男性の3分の2の回答率だった。

満足のいく出会いがあったと回答した人に、具体的にどんな出会いか尋ねたところ、その回答に男女で大きな違いが見られた。

男性は「デートに至る出会い」と回答した人が4割に対し、女性は2割程度にとどまっている。「長期間の関係になる出会い」「結婚に至る出会い」と関係の期間や真剣度が増すにつれ、男性の回答率は低くなるものの、反対に女性の回答率は高くなった。女性は継続的な関係になることを目的としているのに対し、男性側は短期的な出会いが目的の場合も女性と比べて多いことが考えられる。

満足のいく出会いがなかった理由について尋ねると、「自分に合う相手がみつからなかった」が男女とも最も多かった。「マッチングの数が少なかった」と回答した人の割合は男性の方が5倍も多く、マッチング成功率に男女で大幅な差があることがわかった。

女性の場合、男性に比べて「マッチングはしたが会話が続かなかった」の回答が5%程多い。これは女性が男性よりも、出会いの満足地点が「継続的な関係」になることであることが起因していると考えられる。