新型コロナやウクライナ侵攻で流通が滞り、リユース市場が活況となっています。2021年の市場規模は約2.7兆円とされ、今後も需要の拡大が見込まれています。増えているのが、一部のジャンルの商品を扱う「特化型」のリユース店です。リユース専門店の「セカンドストリート」を展開するゲオホールディングスは、2023年2月、アウトドア専門のリユース店をオープンしましたが「特化のメリット」を感じています。
名古屋に本社を置く「セカンドストリート」は、衣類・家具・家電などを扱うリユース店で、全国に800店以上を展開しています。
その「セカンドストリート」は2023年2月、アウトドア用品に特化した「セカンドアウトドア」を愛知県豊田市にオープンしました。キャンプグッズや釣り道具など、約1万2000点を扱っています。
“特化の魅力”について、客は「価格が安く、初心者でも道具をそろえやすい」「新品では販売が終了していて、手に入らないレアな限定品が見つかりやすい」といった魅力を感じています。
売る側の客からは「コロナ禍でたくさん買ったものの、趣味を終えて使わなくなった」「専門店なので高く買い取ってもらえそう」という声が多く聞かれました。
キャンプ用品の需要については、最盛期に比べると落ち着いてきてはいるものの、売る人が増えた分、買う人も増えているといいます。
今注目されているのは「コールマンのランプ」で、種類によってはあまりの人気に買値も高く、特に売値は定価より高くなるものもあるといいます。
「セカンドストリート」でもキャンプ用品の売買はできますが、特化した店をオープンした理由について、店を展開するゲオホールディングスに聞きました。ゲオホールディングス広報課の担当者:「専門店化することによって、その商材に関してはより幅広く深い商材を取り揃えることができるので、上級者の方、マニアな方たちにも納得いくような商品を取り揃えられる。専門的な知識を持ったスタッフがいることが前提になってきますので、安心して売っていただける。良い物が集まりやすいというのは、通常の店舗よりありますね」2023年8月25日放送