Google Doodleがインドの屋台料理「パニプリ」をゲームに 歴史ある国民的スナック

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「Google Doodle」が、インドで最も愛されている屋台料理「パニプリ」を、楽しいゲームにして発表した。インドの現地メディアである『NDTV』が報道した。
話題になっているゲームは、www.google.com にログオンし、「Doodle Celebrating Pani Puri」で検索するとプレイできる。
タイム制、またはリラックスしてプレイしたいモードを選択し、注文通りの正しい「パニプリ」をクリックするだけだ。
この「パニプリ」とは、インド人に最も愛されている屋台料理。
セモリナ粉やアーター(全粒粉)を小さく丸めてカリカリに揚げ、中の空洞部分にジャガイモやひよこ豆、スパイス、唐辛子とミントフレーバーウォーターを詰めた人気のスパイシースナックだ。
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パニプリの歴史は古く、紀元前600年頃に北インドのビハール州南部を統治していた古代マガダ王国で、初めて導入されたと言われている。
当時、マガダ王国では「プルキ」と呼ばれており、もっと小さくてカリカリとしたものだったそうだ。
また、インドの大叙事詩である『マハーバーラタ』との繋がりもあると信じられている。
登場人物であるドラウパディが結婚して夫宅へ帰宅すると、義母のクンティから限られた量の残った野菜と小麦生地を使って、息子たち5人分の食事を作るようと言われた。
その時にドラウパディが作った物が、パニプリの最初の姿だと伝えられているのだ。
そして現在は、あらゆる人の味覚に合わせ、さまざまなパニプリが存在している。
Googleのブログ投稿によると、2015年にマディヤ・プラデーシュ州のインドールにある「Indri Zayka」というレストランが、51種類の具とフレーバーウォーターを提供。
最も多くの味のパニプリを提供する世界記録を達成したそうだ。
なお、パニプリは地域によって異なる名前で呼ばれている。北インドのパンジャブ州、デリー、ジャンムー・カシミール州では「ゴールガッパ」と呼ばれ、茹でたジャガイモとひよこ豆が詰められ、ミント風味の水に浸される。
デリーでは、水にブーンディという天かすのようなものを入れ、氷水で提供。ほのかな甘みを加えるために、タマリンドの甘酸っぱいチャツネを加えたソースも入れられる。
ビハール州と西ベンガル州では「プチカ」と呼ばれ、どちらの地域でもピリッとした甘酸っぱさを出すために、水にはタマリンドの果肉が大量に使用されている。
マハーラーシュトラ州とアーンドラ・プラデーシュ州では「パニプリ」と呼ばれ、具には茹でたひよこ豆と白エンドウ豆、発芽豆を利用し、ピリッとしたスパイシーな水に浸されている。
その他、ハリヤナ州では「パーニパタシ」、マディヤ・プラデーシュ州では「フルキ」、東部ウッタル・プラデーシュ州では「パニ・ケ・バタシェ」、アッサム州では「プスカ」というように、呼び名はじつにさまざまだ。