年内解散も…!? 衆院選に向けて候補予定者が奔走 新潟“新2区”は現職同士が“初対決”へ

年内の解散総選挙もささやかれる中、与野党の候補予定者の動きも加速しています。新区割りとなる新潟県。新2区は、現職でありながら初対決となる構図に。選挙区に加わった地域を中心に支持拡大へ奔走しています。

9月17日…新潟市西区で行われた内野まつりに姿を見せたのは、新2区からの立候補を予定している立憲民主党の菊田真紀子衆院議員です。

【有権者に挨拶】
「有名な、有名なひと目で分かります」
「ここ新潟1区だったんだけど、今度2区に変わりまして」
「全然分からないので」

【立憲・菊田真紀子衆院議員】
「まだここが新潟1区から2区に変わった。西村さんから菊田に変わるっていうのがよく分からない、ご存知ない方も大変多くて、まだまだ活動が足りてないなと思ってすごい焦ります…」

1票の格差を是正するため、新潟は選挙区が1つ減ったため、区割りが大きく変更。新2区には菊田さんがこれまで戦ってきた旧新潟4区の三条市や加茂市に加え新潟市西区や燕市などが加わることになります。

時には冗談を交えながら新たに選挙区に加わった地域で有権者にアピールを続ける菊田さん。7期目ということもあり知名度は抜群ですが…

【立憲・菊田真紀子衆院議員】
「自民党はもう組織力とか資金力とか圧倒的に上ですからしんどいです。もうあちこちどこ行っても細田さんのポスターばっかりで私の夢にまで出てきますね」

菊田さんの夢に出るほど存在感を示しているのが旧新潟2区選出の自民党・細田健一衆院議員。前回は別の選挙区で当選した2人が次の選挙で初めて対決することになります。

【有権者への挨拶】
「細田と申します。ぜひよろしく。体は太いが名前は細いという細田でございます」

この日は細田さんにとっては新たに選挙区に加わることになった加茂市のイベントを訪問。少しでも存在をアピールしようと特徴的なオレンジの法被をまといます。

【自民・細田健一衆院議員】
「イベント行くときは目立たなきゃいけないということで、ウチの選対が考えてくれたんですけども、土日はこういうの着ることが多いですね」

会場では地元の人に野球のゲーム・ストラック・アウトへの挑戦を勧められアピールのチャンスをもらいますが、9球のうち、わずか1球しか的に当たらず、ある意味インパクトを残した細田さん。

こうした新たに加わる地域では旧4区選出で新2区の支部長の座を争った国定勇人衆院議員の強力なバックアップも追い風にしたい考えです。

【自民・細田健一衆院議員】
「国定先生ともやっぱり国定先生のお力添えもないとなかなか大変ですからそこは一緒に頑張っていきたいと思います」

この現職の対決に割って入るのが日本維新の会から出馬予定の井上基之さん。

【維新・井上基之さん】
「福祉の専門家として目の前で生活の課題に直面している人たちに対してできることをさせていただきたい。10年後、30年後の未来を見据えて、しっかりと頑張っていきたいと思っている」

選挙日程をめぐり、様々な情報が飛び交う中。新たな区割りの中で立候補予定者たちの支持拡大に向けた動きが加速していきます。