「意外と簡単」「忘れずに処分します!」 意外と知らない、モバイルバッテリーの捨て方

外出時、スマートフォン(以下、スマホ)のバッテリーが切れないよう、多くの人が持ち歩く、モバイルバッテリー。
スマホのバッテリーがなくなりそうな時に、場所に関係なくすぐに充電ができるため、重宝しますよね。
2023年10月現在流通している多くのモバイルバッテリーには、充電すれば繰り返し使えるリチウムイオン電池が使われています。
※写真はイメージ
リチウムイオン電池は永久に使えるものではないため、充電をするのに時間がかかったり、バッテリー容量が減りやすくなったりしたら、買い替え時のサイン。
また、劣化したモバイルバッテリーは、膨張したり、発火して事故につながったりする恐れがあるため、適切に処分する必要があります。
モバイルバッテリーを捨てる際の注意点や処分方法について、大手コンピュータ周辺機器メーカーの株式会社エレコムが、ウェブサイトでまとめていました。
処分したい時は、まず、手持ちのモバイルバッテリーになんの電池が採用されているかを確認しましょう。
同社いわく、モバイルバッテリーの製品によっては、ニッケル水素電池など、ほかの充電池が採用されている可能性もゼロではないとのこと。
バッテリーに使われている充電池の種類に注意
現在、流通しているモバイルバッテリーは、リチウムイオン電池を使った製品が主流です。しかし、製品のリリース時期やメーカーによっては、ニッケル水素電池など、ほかの充電池が採用されている可能性もゼロではありません。電池の種類によっては、処分の方法が異なる可能性がありますので、念のため確認しておきましょう。
内蔵しているバッテリーの種類は取扱説明書などに記載がありますが、電池に記載されているリサイクルマークでも確認可能です。
エレコム株式会社 ーより引用
説明書や、電池に印字されたリサイクルマークで確認可能とのことです。
また、モバイルバッテリーは、燃えないゴミには出せません。
自治体によっては異なる場合もありますが、モバイルバッテリーは発火の可能性があるため、ほとんどの地域で回収不可になっています。
モバイルバッテリーは燃えないゴミには出せない
モバイルバッテリーは「燃えないゴミかな?」と、公共のゴミ収集に出してしまおうと考える人もいるかもしれません。しかし、ほとんどの自治体では、燃えないゴミとして回収不可となっています。
理由は、発火による火災のおそれがあるためで、安全面を考えて決められているルールです。必ず守るようにしてください。
エレコム株式会社 ーより引用
燃えないゴミで回収できない、リチウムイオン電池式のモバイルバッテリーは、小型二次電池に分類されるため、リサイクルが可能。
リサイクルBOXなどを設置している家電量販店やホームセンターでモバイルバッテリーを処分できるほか、自身が契約している携帯キャリアの窓口で引き取ってもらえる可能性があるとのことです。
家電量販店やホームセンターでリサイクルに出す
家電量販店やホームセンターなどには、回収用のリサイクルBOXが設置されている場合が多いので、持ち込んで処分することができます。大型のスーパーにも設置されている場合がありますので、まずは近くのお店を探してみましょう。
携帯キャリアの店舗で引き取ってもらう
スマートフォンを契約している携帯キャリアの店舗でも、不要になったモバイルバッテリーを引き取ってもらえる場合があります。基本的には店舗におけるサービスの一環ですから、必ずしも引き取ってくれるとは限りませんが、一度相談してみるといいでしょう。
エレコム株式会社 ーより引用
このように、モバイルバッテリーはリサイクル品として処分するのが一般的のようです。
同社の情報に、SNSでは「大切なこと」「忘れずに処分します!」「意外と簡単で安心した」などの声が上がっていました。
モバイルバッテリーは便利なアイテムですが、処分方法や使用中止のタイミングを間違えないよう、安全に利用したいですね。
[文・構成/grape編集部]