洗濯に欠かせないアイテム、柔軟剤。香りの持続や生地の柔らかさを保つだけでなく、静電気の防止や速乾性の向上など、多彩な効果を発揮してくれます。
近年の洗濯機には、この柔軟剤を専用に入れる投入口が備わっていることが多いですよね。しかし古いモデルや専用口が設けられていない洗濯機もまだまだ存在します。
そんな洗濯機をお持ちの方は注意が必要です。なぜなら、柔軟剤は最初から入れてはいけないからです! なぜ、最初から入れてはいけないのか、柔軟剤ブランドの「レノア」が公式サイトで紹介しています。
実は、柔軟剤は洗剤と同時に入れるのはNG。洗剤と柔軟剤の専用投入口がそれぞれある洗濯機であれば、各投入口に正しく入れれば問題ありません。あとは洗濯機が自動で行ってくれるからです。
しかし、投入口がない場合は、自分で「正しいタイミング」に入れる必要があります。
レノアの公式サイトによると、柔軟剤は最後のすすぎ時に入れることがマストとのこと。すすぎ前に入れてしまうと、衣類や水に残っている洗剤の洗浄成分と柔軟剤の柔軟成分が打ち消しあってしまい、どちらの効果も薄れてしまうのだそうです。
つまり、すすぎを2回設定している場合は、2回目のすすぎの直前に入れるのがベストです。
ちなみに、柔軟剤と洗剤の投入口がそれぞれある洗濯機でも、洗剤の投入口に柔軟剤を一緒に入れるのも、同様に洗剤と柔軟剤が混ざってしまうため、効果が半減してしまう可能性があるのでNGです。
そして、手で洗う際も、柔軟剤の効果を最大限に活かすためには、すすぎの段階で柔軟剤を入れるようにしましょう。
すすぐ水に洗剤が残っていると、その効果が薄れてしまうので、きちんと数回すすいだ後、きれいな水に柔軟剤を加え、最後の仕上げを行うことが大切です。
今や、多種多様な柔軟剤が発売されています。香りの好みは人それぞれですが、アレルギーや敏感肌の方は、無香料や低刺激のものを選ぶと安心ですね。
また、柔軟剤には衣類の色落ちを防ぐ効果や、紫外線から衣類を守るUVカット効果を持つものもあります。これらの機能を持つ柔軟剤を選ぶことで、衣類の寿命を延ばすことも可能です。
柔軟剤の効果を最大限に引き出すためには、入れるタイミングや選び方も考慮することが非常に重要。洗濯時には、このポイントをしっかりと覚えて、柔軟剤の効果を発揮させましょう。
[文・構成/grape編集部]