「喪中はがき」どんなマナーがある? – 自信がない人は77%

フタバは10月6日、「喪中はがきのマナー」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は8月23日~28日、10~60代以上の男女200名を対象にインターネットで行われた。

はじめに、「喪中はがきのマナーについて、理解している自信はありますか?」と尋ねたところ、なんと、喪中はがきのマナーに「自信がある」と断言した人は200名中わずか1名という結果に。自信が「ない」「どちらかといえばない」と回答した人は76.5%だった。

どのような喪中はがきのマナーを知っているのかを聞いたところ、多い順に「年賀状のやり取りがある相手に送る」(139人)と、「華美なデザインは避ける」(133人)、「11月中旬~12月初旬に送る」(117人)、「文字色は『薄墨色』か『黒色』を使う」(115人)という結果に。一方で、「同年に不幸が続いた場合は亡くなった順に記載する」「行頭の一字下げはしない」「頭語や結語などの前文は省略する」といった、文面に関するマナーは投票数が非常に少なく、知らない人が多いよう。

また、「喪中はがきのマナーを知らずに失敗した経験はありますか?」と聞いたところ、「ある」という人はわずか5%。

実際の失敗談を教えてもらったところ、「喪中ハガキが来ていたのに、年賀状を送ってしまった」「12 月初旬までに送ろうとしたが、バタバタして送れなかった」「自分自身の身内に年末近くに不幸があり喪中欠礼を出していなかったため、年賀状を送ってきた友人に深く考えずに寒中お見舞いを送ったところ、変に思われたのか縁を切られてしまいました」といったエピソードが寄せられた。

一方、喪中はがきを受け取った際の気持ちを聞くと、「前もって連絡頂いていたので知ってはいましたが改めてショックを受けました」「なかなか知ることが出来ないことなので必要な文化だと思う。また、年賀状を出してはいけないと思いました」「若い時はただ亡くなったの?と驚き、最近は年々枚末が増えてきたなぁと切なくなる事が多くなった」「年賀状のやりとりだけで近況報告をしている人は、今回はそれができなくなるのだと寂しい気持ちになります」といった声が寄せられた。