ロシア軍「最凶車両」、ウクライナ軍の「ハイマース」で破壊される 南部ザポリージャ戦線

歩兵にとっては大きな脅威です。
ウクライナ国防省は2023年10月8日(日)、南部ザポリージャ州で、ロシア軍の車両「TOS-1」を破壊したとする動画を公表しました。ウクライナ保安庁(SSU)などと連携し、高機動ロケット砲システム「ハイマース」によって撃破したとしています。
ロシア軍「最凶車両」、ウクライナ軍の「ハイマース」で破壊され…の画像はこちら >>ロシア軍の「TOS-1」(画像:ロシア国防省)。
「TOS-1」は、燃料気化爆薬(サーモバリック)弾頭ロケット弾の発射装置をT-72戦車の車体に搭載した車両です。サーモバリック弾頭は、固体の化合物を気化させ、粉塵と強燃ガスの混合気体を作り出す気体爆薬です。
「TOS」はロシア語で「重火力投射システム」を指し、凄まじい爆風と衝撃波、熱によって建物や人員などを制圧することを目的としています。ロシア軍がこの「TOS-1」を何両保有しているかは不明ですが、配備は比較的少数にとどまっているとみられます。
「ハイマース」は、ロケット弾の発射装置を搭載した車両で、アメリカがウクライナに供与した兵器です。ウクライナ軍はこの「ハイマース」でロシア軍の弾薬集積所や指揮所など兵站を攻撃し、戦況に影響を及ぼすほど絶大な効果をあげています。
ウクライナ国防省によると、ウクライナ保安庁(SSU)が偵察中に「TOS-1」の位置を特定し、「ハイマース」で撃破したとしています。ウクライナ軍は、「TOS-1」が大爆発を起こして炎上する様子を撮影しており、被弾した際に搭載していた弾薬が誘爆したとみられます。