署名代筆認めるも…大村知事へのリコール運動巡る事件の裁判 元事務局長「虚偽に成立させようとしていない」

大村知事へのリコール運動をめぐる事件で、元事務局長の裁判が2年ぶりに開かれました。

リコール団体の元事務局長で無職の田中孝博被告(62)は2020年、愛知県の大村知事のリコール運動をめぐり、71人分の有権者の署名を佐賀市内でアルバイトを使って偽造した罪に問われています。

2021年9月の初公判以来、2年ぶりに裁判が10月13日に開かれ、弁護側は「大枠については争わない」と署名の代筆をしたことを認めましたが、「虚偽にリコールを成立させようとしていない」と主張しました。

さらに「署名が必要数に満たない署名簿は返却されるが、選挙管理委員会は今回、署名簿の返却を拒んでいて、違法に集められた証拠だ」などと述べました。