東海地方 天気の変化が早い週末 15日(日)は沿岸部を中心に雨脚が強まる所も

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東海地方では、あす14日夜から15日(日)午前中にかけて、広く雨が降りそうです。雨が降っている時間は、気温以上にひんやりするため、風邪をひかないよう服装に気をつけましょう。15日(日)午後は、広く日差しが戻る見込みです。
岐阜県と三重県を中心に今季一番の冷え込みに
昨夜から今朝にかけて晴れて風も弱かったため、放射冷却が強まって、岐阜県と三重県を中心に、今季一番の冷え込みとなりました。最低気温は、高山市荘川で0.3℃まで下がり、冬日一歩手前でした。平年より5度も低く、10月下旬並みで今季最低となりました。その他の主な地域では、高山市で7.4℃、津市で13.8℃、尾鷲市で12.6℃まで下がり、いずれも10月下旬並みで今季最低を観測しています。
土日の天気は?

東海地方のあす14日は天気は下り坂で、あす14日夜から15日(日)午前中にかけては、広く雨が降る見込みです。【14日(土)】今夜からあす14日午前中は、引き続き高気圧の圏内に入るため、晴れるでしょう。午後は、前線を伴った低気圧が本州南岸を東寄りに進み、東海地方へ次第に近づく見込みです。午後は次第に雲が厚くなり、三重県南部など早い所では夕方から雨が降りだし、夜には広い範囲で雨となるでしょう。【15日(日)】前線を伴った低気圧が、東海地方の沿岸を通過する見込みです。午前中は本降りの雨になる所が多いでしょう。特に、沿岸部では風が収束し、局地的に雨雲が発達する可能性があります。低気圧の北側から東側の発達した雨雲がかかる地域では、未明から昼前頃を中心に雨の降り方に注意が必要です。低気圧が足早に通過するため、午後は広く日差しが戻るでしょう。ただ、岐阜県の飛騨地方では雨が止んだ後も、日本海側からの雲が流れ込みやすく、スッキリとは回復しない見込みです。
週間天気

週明け16日(月)以降は、再び高気圧に覆われて、秋晴れの日が続きそうです。洗濯日和、お散歩日和が続くでしょう。来週後半になると、再び前線や低気圧の影響を受けて、広く天気が崩れる見込みです。来週は、北日本を中心に寒気が一時的に南下し、東海地方でも影響を受ける所があるでしょう。また、寒気だけでなく、晴れて風が弱い日は放射冷却が強まり、空気がひんやりする日もありそうです。朝出かける際の服装には十分注意してください。
放射冷却現象とは

この時期、夜から朝にかけて穏やかに晴れると「放射冷却現象」が強まるため、気温がグンと下がります。「放射冷却」とは、どういった現象かといいますと、物が外へ熱を出して、冷えることです。例えば、寒い夜に、布団をしっかりかけて寝れば、朝まで体が暖かかったはずなのに、布団をかけずに寝てしまい、体が冷えてしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。この場合と同じで、夜から朝にかけて曇りの天気だと、雲が布団と同じ役目をするので、地面近くの熱は空へ逃げにくく、冷え込みが弱くなります。一方、風が弱く晴れていると、布団と同じ役目をする雲がないので、地面近くの熱は、どんどん空へ逃げてしまうため、冷え込みが強くなるのです。放射冷却現象が強まるという予報の時は、夜から朝にかけて冷え込みが強まります。しっかり暖かくして、お過ごしください。