2023年10月11日に行われた第71期王座戦五番勝負の第4局で、棋士の永瀬拓矢さんに勝ち、将棋の8大タイトルを制した、棋士の藤井聡太さん。
弱冠21歳で全冠制覇し、『八冠』となった藤井さんの快挙に、日本全国から称賛や驚きの声が続出しています。
同月13日、八冠を制覇した藤井さんが、内閣総理大臣顕彰を受賞されることが発表されました。
国や社会に貢献した人に与えられる、内閣総理大臣顕彰。将棋界での内閣総理大臣顕彰受賞は、棋士の羽生善治さんに続く2人目とのことです。
日本将棋連盟はウェブサイトを通して、藤井さんのコメントを公開しました。
内閣総理大臣顕彰の受賞を大変光栄なことと感じています。
今後より一層精進し、将棋の魅力を多くの方に伝えられるよう活動していきたいと思います。
日本将棋連盟 ーより引用
また、日本将棋連盟の会長である羽生さんは、今回の栄誉ある受賞について、藤井さんへメッセージを送っています。
内閣総理大臣顕彰受賞、誠におめでとうございます。多くの人々に希望と活力を与えた藤井竜王・名人の活躍は受賞にふさわしいと思います。
また、将棋界にとりましても大きな名誉であり、誇りでもあります。
今後の益々の御活躍を期待しています。
日本将棋連盟 ーより引用
今後の目標について、「実力をつけ、面白い将棋を指したい」と思いを明かしている、藤井さん。八冠を制覇しても満足せず、まだ高みを目指していくようです。
そんな藤井さんの姿に、ネットでは「人としてかっこよすぎる」「その向上心を見習いたい」といった声が上がっています。
きっとその強さは、才能はもちろんのこと、将棋を楽しむ気持ちによるものでもあるのでしょう。
将棋を心から楽しむ藤井さんの姿を通して、多くの人が将棋の魅力を感じ取っているはずです。
[文・構成/grape編集部]