【井上咲楽の本音】自公埼玉県議の皆さん 社会俯瞰してみて

猛暑も落ち着き、だんだんと秋の気候になってきましたね。党に無断でロシアを訪問した鈴木宗男参院議員が、10日付で日本維新の会を離党することが決まりました。日本の一議員が「ロシアの勝利を確信している」と発言したことも問題視されましたね。鈴木氏はもっと慎重になるべきだったと思います。今回は離党となりましたが、数年後にまた維新へ戻ってくる気もします。まだまだ地方への浸透が足りない維新にとって、北海道で広く比例票を獲得できる鈴木氏を失うのは痛手ですから。
22日に衆参補選の投開票が行われますが、参院徳島・高知補選に注目しています。無所属で元立憲民主党衆院議員の広田一氏は、多くの政治家を輩出している早大の弁論サークル「雄弁会」出身で、息抜きは空手と筋トレみたいですよ。そして、応援演説には泉房穂前明石市長が駆けつけていました。関係者によると泉氏が応援入りした選挙は「(候補者が)当選する確率が高い」ようです。
一方、広田氏と争うのは自民新人で元高知県議の西内健氏。西内氏は県議を4期務めており、少子高齢化の問題を抱える地域を「政治の力で変えたい」と演説で訴えています。自民党・茂木敏充幹事長なども応援入りし、知名度アップを図っているようです。事実上の一騎打ちとなる対決の行方が気になります!
個人的に驚いたのは、埼玉県の自民党県議団が県議会に提出し、公明も賛成した県虐待禁止条例改正案についてです。猛反発を受け、わずか7日で異例の取り下げとなりましたが、そもそもなぜ改正案として一度取りまとめられたのだろうと疑問に思いました。子どもだけの留守番や登下校が置き去りや放置としてみなされてしまうなんて、働く親御さんたちはやり場を失ってしまいますよね。県議の皆さんはもっと社会を俯瞰(ふかん)してみる必要があると感じました。(タレント・井上咲楽)