「オープンカー」どのくらい濡れても大丈夫? 意外と「びしょびしょでもOK」なワケ でも一番の敵は

風を切って走ることができるオープンカー。仮に雨天で幌をオープン状態にしたままでの走行はどこまで大丈夫なのでしょうか。
2023年10月5日、マツダ「ロードスター」シリーズの大幅改良が発表されました。風を切って走ることができるオープンカー、涼しい季節になると乗ってみたい気もしますが、秋は雨が多い季節でもあります。
「オープンカー」どのくらい濡れても大丈夫? 意外と「びしょび…の画像はこちら >>マツダの「ロードスター」シリーズ(画像:マツダ)。
もちろん、オープンカーに備え付けられている幌などを閉めれば問題はないわけですが、仮に雨天で幌をオープン状態にしたままでの走行した場合、どこまで大丈夫なのでしょうか。
オープンカーに乗っているドライバーの話によると、高速道路などで走っている場合は、よほどのゲリラ豪雨や雷雨でもない限りは運転席に雨水は殆ど入ってこないそうです。
しかし運転席だけの話なので、車内が雨で濡れないというわけではありません。ほかにも、信号待ちや低速で走っている場合は雨が入ってくるとのことです。内装についた雨は乾くと汚れになってしまいますので、なるべくならすぐに幌を閉めた方がよさそうです。
車内も完全防水というわけではなく、雨が入りこみ続ければクルマのトラブル原因になる可能性はゼロではありません。ただ、最近のオープンカーは、幌を閉め忘れ大雨でびしょ濡れになった程度では、電気系統にトラブルが起きない耐水性はそなえているようです。
また、幌の種類に関しては、キャンバスやビニールなどソフトな素材を使用した「ソフトトップ式」と繊維強化プラスチックやアルミ製の「ハードトップ式」があります。ハードトップに比べ、ソフトトップは雨が隙間から染みそうなイメージもあるかもしれませんが、実はそうした心配はなく、高圧洗浄機などで水を幌と窓の隙間を重点的に当てない限りは問題もないそうです。
ただ、ソフトトップの場合、幌と窓などのつなぎ目となる「ウェザーストリップ」と呼ばれる帯状のゴム素材が紫外線で劣化して水漏れする場合があり、こちらの方が大敵です。ソフトトップを長持ちさせるためには、可能であれば屋根付きの駐車場のほうがよいということです。