新型コロナ対策としてのマスクの着用について、3月13日からは個人の判断に委ねられることになりました。事業者はどのような対応をとるのか、ホテルやレジャー施設を取材しました。 名古屋駅に直結する「名古屋マリオットアソシアホテル」です。(リポート)「ロビーにはマスク着用などを呼びかける表記がありますが、今後はこういった案内も変わってくる可能性があるということです」
マスク着用のルールが緩和されるまで、あと約1カ月。その後は個人の判断に委ねられることになりますが、ホテル側には問い合わせも来ているといいます。名古屋マリオットアソシアホテルの広報:「お客さまの声として多いのは『ビュッフェのマスクの着用はどうしますか?』ですとか、『ホテルのスタッフの方は?』というようなこと」 16日も多くの人で賑わっていた人気のビュッフェ。
現在は、食べる時以外は常にマスクの着用を求めているほか、料理を取り分ける際も利き手にビニール手袋の着用を求めるなどしています。
緩和後のマスクの着用について、訪れていた人に聞きました。女性客:「(マスクは)あんまりしていたくないです。(料理を)取る時も手袋なしでやりたいです」別の女性客:「着けたり外したりするのが面倒なので、ない方がいいかなって思います」 マスクは不要と考える人がいる一方で、なくすのは心配だという声もあります。女性客:「もしマスクもされないで(料理を)取っている方がいる中だと、ちょっと私はまだ心配かなと思います」別の女性客:「外したい気持ちはあるんですけどね。ずっとマスク着用で手洗い・消毒をしっかりして、今のところ感染しないできているので」 取材した客の意見は半々という印象でした。
ホテル側としての対応はまだ決まっておらず、今後示される予定の業界団体のガイドラインなどを基に決めていくということです。名古屋マリオットアソシアホテルの広報:「所属している業界団体のガイドラインや、『あいちスタンダード』に則った形で様々なことを実施しておりますので、どういう風に見直されるのかなというのは気になっております。マスクの着用の変化によって、(客足に)何か変化が訪れるとすると、ホテルとしてはしっかりと対策していかなくてはいけないと思っております」 岐阜県羽島市のボウリング場では、次々とストライクなどを決めるシニア世代の皆さんが、マスクを着用して楽しんでいます。
このボウリング場では現在、マスクの着用を呼び掛けているほか、入場時の検温やスタッフによるハウスボールの消毒などの感染防止対策をとっています。
3月13日からの対応について尋ねました。コスモボウル羽島の横山支配人:「ボウリングの協会の方からも指示があると思うんですけど、対応するスタッフは(マスクを)外さないような方向で進めていきたいと思います」 協会からの指示に従うとしていますが、接客などのスタッフはマスクの着用を継続する方針です。男性客:「ちょっと不安がある。うつるかもしれないという気持ちもあるし」女性客:「やはりここでは着けるかなと思います。自分が感染して人に迷惑をかけるというのが一番嫌なので、それだけですかね」 高齢者の場合、リスクを考慮してマスクを外すことに抵抗のある人が多いようでした。
このボウリング場では、検温や消毒などの対策は当面の間継続する予定です。横山支配人:「シニアもいらっしゃるのでやっぱり心配ではあります。急にコロナがなくなるわけではないので、引き続き対策はしていきたいと思います」