将棋の藤井聡太八冠(21)が早くも「八冠防衛戦」です。同い年の伊藤匠七段(21)の挑戦を受ける竜王戦七番勝負の第2局が、17日午前、京都市で始まりました。
藤井聡太八冠早くも防衛戦 竜王戦第2局 杉本師匠「『守らなけ…の画像はこちら >>
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10月11日、将棋界初の8大タイトルを独占した藤井八冠。3連覇を目指す竜王戦七番勝負の第2局が17日、藤井八冠の先手で始まりました。迎え撃つのは、同い年の伊藤匠七段です。
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ともに2002年生まれで、史上最も若いタイトル戦となる今回の竜王戦。第1局は藤井八冠の完勝で、第2局は京都市にある世界遺産・仁和寺が舞台になりました。(藤井八冠 16日前夜祭で)「将棋も数百年の歴史を持つゲーム。その間ずっとルールが変わらずに楽しまれてきたのは、将棋の奥深さを示すものなのかなと思う。一手一手しっかり考えて、その奥深さを感じながら対局できれば」
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一方、伊藤七段は。(伊藤七段 16日前夜祭で)「八冠というのはとてつもない偉業。そんな方とこのような大舞台で対局できるということはとても嬉しい」
毎回注目される藤井八冠の”勝負めし”は、午前のおやつが、和菓子の詰め合わせ「京の冨喜寄(ふきよせ)」。昼食は、焼き魚やわらび餅がついた「紅葉御膳」と、京都の秋らしさを感じるメニューでした。
提供:日本将棋連盟
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八冠となって初めて臨む今回の防衛戦、タイトル独占を維持するプレッシャーはあるのでしょうか?1996年、当時の全七冠を独占した羽生善治九段(当時25歳)。しかし、維持できたのは「167日間」でした。
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藤井八冠を最もよく知る、師匠の杉本昌隆八段(54)に偉業達成の翌日にうかがったところ…
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(大石邦彦アンカーマン)「この藤井八冠時代をどれだけ続けられるのか」(師匠・杉本昌隆八段)「本人はそこ(八冠防衛)に興味がないような気がする。すぐに取られてしまってもなんとも思わないというか、自分の実力がなかったと思うようなタイプなので。『八冠を守らなければならない』という気持ちには絶対になっていない。そう考えないのが藤井八冠のいいところ。だからこそ長く八冠でいる気がします」
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師匠の言葉通り、16日の前夜祭で藤井八冠は。(藤井八冠)「将棋に関しては子どもの頃から具体的な目標を立てたことはあまりなく、将棋に興味を持って取り組んできたことが一番の原動力だった」藤井八冠の新時代到来となるか、将棋界の行方を占う竜王戦第2局は、18日夜に決着する見込みです。
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