「ハエの群がる冷蔵庫から強烈な悪臭が」元バイトAKB・梅澤愛優香のラーメン店で異臭騒動。近隣住民は悲鳴も梅澤は失踪状態…実質的経営者は今夏、強制わいせつで4度目の逮捕

9月1日に突如休業を発表した元「バイトAKB」の梅澤愛優香(まゆか・26)が店主を務めるラーメン店「麺匠 八雲」。その後、一向に営業を再開する気配のないなか、同店から「異臭がする」という苦情が相次いでいるという。
神奈川県大和市で営業していた人気ラーメン店「麺匠 八雲」の店主、梅澤愛優香はAKB48の派生ユニット「バイトAKB」の元メンバー。2015年に「バイトAKB」での活動を終了した後は、名古屋での地下アイドル活動を経て、2017年に同店を東京都葛飾区にオープン(2022年4月に大和市へ移転)。その後、2年あまりで4店舗を展開するなどラーメン店経営者として奮闘しており、2021年には『ラーメン女王への道 アイドルから店主への創業奮闘記』という書籍も上梓していた。
梅澤愛優香が上梓した『ラーメン女王への道 アイドルから店主への創業奮闘記』(さくら舎)
「麺匠 八雲」では梅澤のタレント力とこだわりの素材を使った看板メニュー「味噌ラーメン」が人気を博していたが、2021年秋に偽計業務妨害により新店舗開店が頓挫。また同時期にはフードジャーナリストの男性からセクハラや誹謗中傷を受け、ともに裁判沙汰に。さらに2021年10月には「文春オンライン」の報道で食品の産地偽装が発覚。梅澤はこれを認めて謝罪するなど、たびたび話題となっていた。ようやく落ちついたかに見えた2023年5月には、2022年にオープンしたばかりの「ちゃんぽん龍龍」と、2020年オープンの「沙羅善」が立て続けに閉店、休業へと追い込まれた。梅澤の記念すべき1号店である「麺匠 八雲」も今年9月1日に公式X(旧Twitter)にて「店舗前道路が水道管工事の為、当面の間店休とさせて頂きます。何卒よろしくお願い致します」と投稿して休業したきり、再開のアナウンスはない。
業界関係者によると梅澤は経営者とうたわれているものの、実質的に同店を取り仕切っていたのは元アイドルプロデューサーのF氏だったという。しかし、このF氏にもいわくがある。「もともと名古屋で地下アイドルをプロデュースしていたFは2016年10月に自身が面倒を見ていた地下アイドルと男性ファンが連絡を取ったことに腹を立て、『お前が逃げても家族や会社に迷惑がかかるかもしれんな』などと言い、男性から現金300万円を恐喝した容疑で逮捕。その1ヶ月後にも所属アイドルの髪をつかんで引き倒すなどし、両手にケガをさせた傷害で再び逮捕。さらに2ヶ月ほど経った2017年1月には、地下アイドルと交際した男性ファンを『人生終わらすなんて簡単だ』と80万円を脅し取り、逮捕された過去があります」(業界関係者)
店舗前道路が水道管工事の為、当面の間店休とさせて頂きます。何卒よろしくお願い致します。麺匠 八雲
このポスト(ツイート)を最後に店舗は休業。当然、現在は水道管工事など行われていない
そんなうしろめたい経歴のためか、ラーメン業界に足を踏み入れてからはフジタという偽名を名乗り、表には出ずにお店に関わるスタンスだったようだ。前出の関係者が続ける。「もともとプロデューサーをやっていたFの経営手腕もあって八雲は瞬く間に人気店になりました。ただし、Fにはプロデュース力と情熱がある一方、犯罪歴や経歴の怪しさもあったため、ラーメン業界では評価が分かれていましたね。実際に本人も『プロデュース力には自信があるが、ラーメンの味に関しては梅澤に及ばない。梅澤は努力や研究をしてるから自分はそこを支えるしかない』と言っていました。そうしたなか、Fは今夏、女性に対する強制わいせつでまたしても逮捕されています。『麺匠 八雲』の今回の休業も、この逮捕で実質的な経営者が不在となったことが原因ではないでしょうか」
ただ店舗が休業するだけならよくある話だろう。しかし、現在、騒動となっているのは店舗周辺での悪臭被害だ。本誌記者もその実情を探るべく、大和市の高座渋谷駅から徒歩約10分の「麺匠 八雲」を訪れてみたのだが、店舗に近づくとハッキリと“何か”が腐った強烈な臭いが漂ってきた。悪臭の原因とみられるのは、店舗の外に置かれた冷蔵庫のようだ。周囲にはハエが群がり、電気のメーターは動いていない。どうやら片づけることなく放置状態が続き、さらに冷蔵庫も可動していないため、中の食材が腐ってしまったらしい。あたりはアパートや一軒家が立ち並ぶ住宅街。店舗周辺だけではなく、風が吹けば15メートルほどある向かいの歩道まで悪臭が感じられる。店前を通る人も異臭に気づいてか、複数人が怪訝そうな顔で店を見つめていた。近隣に住む住民たちに話を聞いた。
悪臭の元と思われる店外の冷蔵庫
「かつては人気店って感じの混雑ぶりでしたが、産地偽装の記事が出てからは行列になることも減っていました。それでもがんばって営業していたので、改心して真面目にやってるのかなと思っていたんですが。異変を感じたのは9月中旬ごろ。お店の前を通るとふわっと生ゴミみたいな臭いがしたんです。9月もかなり暑かったから、それから臭いが酷くなるまでは早かったですね。9月下旬には、これまで嗅いだことのないような異臭ですよ。これ以上酷くなって洗濯物とかに臭いがついたらどうしようかと……」(40代女性)「私は何度か食べに行ったことがありますが、看板メニューの味噌ラーメンは素人の感想ながら、そこそこおいしかったですよ。でも近所に住む人間としてこの異常な臭いで放置はありえない。毎日お店の前を通るたびに不快な気持ちになります。たとえお店が営業再開しても、そんな悪臭を放っていた店にはもう入れないですよ」(30代男性)
この悪臭に耐えきれず、警察に通報した住民も。「9月下旬に市役所や警察、不動産にも連絡しましたけど、向こうも困っているのが電話越しに伝わって気の毒になりました。通報から2週間以上経ってもどうにもなってないってことは、勝手に片付けたりできないし、対処が難しいってことなんですかね」(50代女性)実際のところはどうなのか。店舗を管理する不動産会社に話を聞いた。
休業中の「麺匠 八雲」
「すでに報道にあるように、9月下旬になってから近隣の方々から『異臭をどうにかしてほしい』という苦情が寄せられていますが、梅澤愛優香さんとは連絡がつかず困っています。とはいえ、私たちとしてもこのままにしてはおくことはできません。プライベートにも関わることなので詳しくはご説明できず、まだ手もつけられていない状況ですが、なるべく早くできるかぎりの対処をしようと動いてます」張本人の梅澤はいったいどこに行ったのか。新宿・大久保公園にて開催されたグルメフェス「刺激と旨辛FES」では8月25日から29日まで出店し、本人も参加していたが、8月29日の宣伝投稿を最後にXの投稿が途絶え、失踪状態だという。また、F氏の携帯に数度電話をかけたが、出ることはなかった。
あと5時間くらいでイベント終了します!!まぜそばなので提供のスピードめちゃくちゃ早いよー(*´ω`*)大久保公園でお待ちしてます! pic.twitter.com/itFUt7xBac
梅澤本人もこのツイート後、SNSの更新はなく、所在も不明仮に店舗が再開したとしても、今回の件でとんでもない“味噌”がついてしまった梅澤。彼女の今後のラーメン道は、いばらの道となること必至だ。※「集英社オンライン」では、今回の騒動について、情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。メールアドレス:[email protected](Twitter)@shuon_news取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班