スタジオアリスは10月17日、「七五三に関する調査」の結果を発表した。調査は8月28日~30日、全国の2023年に子どもの七五三のお祝いをする予定の男女500名を対象に、WEBアンケート方式にて行われた。
今年の七五三の祝い方について聞いたところ、「写真館で撮影」(73.0%)、「お参り」(62.2%)、「七五三の衣装を着せる」(61.4%)が上位に。コロナ禍も、ほぼ同様の結果となったが、今年はコロナ禍に比べて「お店での食事会」を実施する家族が約10%増加していることが明らかに。
また、七五三のお祝いに招待する人は、子どもから見て「父方の祖父母」(47.2%)、「母方の祖父母」(44.0%)、「家族(両親・子どもの兄弟姉妹)のみ」(34.0%)が多く、特に、「祖父母を招待する人」の割合は、コロナ禍よりも多い傾向に。反対に「家族のみ」で実施する人はコロナ禍よりもわずかに減少傾向にあるよう。
お参りに行く時期については、当日を避けた「11月上旬」(30.5%)が最多。次いで「11月中旬」(14.5%)、「10月中旬」(10.3%)が多く、「11月15日の七五三当日」に行く人は4.8%という結果に。
また、「お店での食事会」を選んだ人に、一人当たりの予算額を教えてもらったところ、「3,000円以上~5,000円未満」(33.1%)や「5,000円以上~7,000円未満」(24.1%)が続き、約6割が3,000円~7,000円未満で検討していることが分かった。
次に、子どもの衣装をどのようにして手配するかを聞いたところ、6割以上が「写真館でレンタル」(64.4%)と回答。撮影とセットで衣装を借りる人が多いよう。衣装を選ぶのは「子どもの母親」(55.8%)が過半数を占め、「子ども」(38.2%)に選ばせている親も約4割いることが明らかに。
実際に、子どもにどんな衣装を着せるのかを聞くと、写真撮影時、お参り時のいずれも「着物や袴(和装)」(撮影時71.1%、お参り時78.0%)が7割以上で多数派に。次点は、撮影時は「和装と洋装の両方」(16.3%)、お参り時は「普段着・子どものお気に入りの服」(9.4%)となり、思い出に残る写真撮影の時は衣装のバリエーションを変え、一方お参りは動きやすさや子どもの負担を考えて衣装を選ぶ傾向が見て取れた。
では、七五三の定番衣装とも言える「和装」について、今年はどのような色味がトレンドなのか。男女別にランキングにした結果、男の子は1位「青」(30.1%)、2位「紺」(13.1%)、3位「赤」(11.8%)、4位「黒」(10.5%)、5位「緑」(7.8%)と、寒色系の色味が上位に。
一方女の子は、約半数が「赤」(47.5%)を選択。以下、2位「ピンク」(19.0%)、3位「紫」(7.6%)、4位「黄」(5.7%)、5位「橙」「水色」(ともに5.1%)と続き、比較的暖色が多い結果となった。
また、親の服装としては、写真撮影時とお参り時どちらも「スーツ・ワンピース」(撮影時50.8%、お参り時58.2%)を着用する人が多かったものの、「着物・袴」という回答もお参り時は35.7%、写真撮影時は41.3%と、多いことが分かった。