田崎史郎氏、「モーニングショー」で岸田内閣の支持率が伸び悩む理由を解説…「岸田さんのキャラが影響している…あまりキャラ立ちしていない」

テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は18日、自民、公明両党が17日に経済対策の内容を岸田文雄首相に提言したことを特集した。
焦点の所得税減税は明記しなかったが、公明は口頭で検討を要請し、自民も否定しなかった。政府は月内にも経済対策を決定し、実行の裏付けとなる2023年度補正予算案を20日召集の臨時国会に提出する。
その中でスタジオでは世論調査による岸田内閣の支持率を伝えた。読売新聞が34パーセント、共同通信が32・3パーセント、朝日新聞が29パーセントといずれも発足以来、過去最低だった。
政治ジャーナリストの田崎史郎氏は、支持率が伸び悩んでいる背景を「岸田総理は仕事をしても国民に伝わっていない。その要因は、官邸の『演出力』が弱い。岸田総理自身の『伝える力』が弱い」と解説した。さらに「岸田さん、やるべきことはちゃんとやってらっしゃるんです。我々が見ていれば分かるんですけど、それが国民に伝わっていないのは、官邸の演出力が弱い。安倍(晋三)さんの時はそれはすごかったんです。メディアをどうやって利用するかっていうのをしょっちゅう考えている人たちが結構いて、でも岸田内閣ではそれがないんです」と指摘していた。
さらに「岸田さんがやっているってことをもっと演出して見せることが必要。あともうひとつは言葉が非常に弱い。官僚的な言葉遣いなんで、なかなか浸透しない。さらに申し上げると岸田さんのキャラが影響しているかな、と思います。あまりキャラ立ちしていない。どっかの会社の部長さんみたいな。社長の風格は感じない」と解説していた。