クッキーの下には…? 架空のパティスリー「しろいし洋菓子店のクッキー缶」実食レポ – 没入感が楽しすぎるお菓子!

スイーツブランド「BAKE CHEESE TART」「PRESS BUTTER SAND」などを手掛けるBAKEは、新ブランド 「しろいし洋菓子店」を10月12日にオープンしています。実店舗のない”架空のパティスリー”が手掛ける「しろいし洋菓子店のクッキー缶」を食べてみました。
螺旋のデザインに引き込まれる~!「しろいし洋菓子店」とは?

新ブランド 架空のパティスリー「しろいし洋菓子店」は、「北海道の素材にこだわった、アートなお菓子作りにひとびとが『うつつをぬかす』洋菓子店」をコンセプトとした、実店舗のないEC限定のブランド。商品はBAKEの公式ECサイト「BAKE the ONLINE」で取り扱っています。

「しろいし洋菓子店」のお菓子は、1階にしろいし洋菓子店を構える「マンション・インディゴ」を基点に、上の階に住む住人の推しお菓子とともにストーリーを進めていく設定となっており、自分もその中に入っているかのような「没入感(Immersive)」が味わえます。

パッケージも螺旋をデザインしており、お菓子の世界に引き込まれそう……。
「しろいし洋菓子店のクッキー缶」

オープンしたばかりの「しろいし洋菓子店」のラインナップは、クッキー缶とパウンドケーキ2種が揃っています。

なかでも「しろいし洋菓子店のクッキー缶」(3,200円)は、ちょっと異色のクッキー缶。4段構造になっており、最初の二段は「501号室 夜更かしのためのクッキー」4種、三段目は「302号室 絵描きとリスの窓辺でかじるフロランタン」、4段目は「201号室 雪の降らない日のブールドネージュ」と段ごとに違うクッキーを詰めてあり、食べ進めていくのが楽しそうです。

缶のデザインも、ブランドのアイコンであるインディゴブルー、オレンジ、グレージュの3色の螺旋が描かれていてとってもおしゃれ。

缶を開けると一番上には「501号室 夜更かしのためのクッキー」が入っています。螺旋の形で缶に入っており、開けたときにインパクトがありますね。この形はブランドのテーマである「没入感」を表現しているのだそうです。

クッキーの種類は、発酵バター、チョコ&カカオニブ、アールグレイ、アーモンドの4種類。北海道の小麦粉とバターを使い、生地にこだわったクッキーです。

実際に食べてみると、全ての種類で生地がサクサクしていました。中でも、発酵バターはバターの味や香りが濃厚! また、塩の味も効いていて、それが甘さの中でのアクセントとなっています。

アールグレイは手に持った瞬間から茶葉の香りがふわっと漂ってきました。口に入れると優しい紅茶の味が口いっぱいに広がり、まるで紅茶を食べているかのような風味やおいしさが感じられました。夜更かしのお供にぴったりのクッキーとなっています。

こちらのお菓子にまつわるキャラクターは、花屋とパティシエのフラワー姉妹です。顔はそっくりだけど、性格はあべこべという2人の約束は、週末に開かれる夜のティーパーティー。一週間にあったことを、クッキーをかじりながらおしゃべりするのが楽しみなのだそうです。

クッキーの下には「302号室 絵描きとリスの窓辺でかじるフロランタン」が入っていました。北海道バターを使ったサクサク食感のクッキー生地に、アーモンドを混ぜ込んだキャラメルを重ねているそう。キャラメルには柑橘をアクセントに効かせ、アーモンドとキャラメルの芳醇な香りとコクを引き立てているとのことです。

食べたときの一番の感想は「キャラメルの味が濃厚」でした。ですが、サクサクの生地とアーモンドキャラメルの甘さのバランスがよく、後に引きずらないため食べやすかったです。

キャラメルに入っている柑橘は一口食べるとしっかり存在がわかるほど、味のアクセントになっていました。アーモンドがぎっしり乗っていて歯ごたえがあり、食べ応えも抜群でした!

こちらのお菓子にまつわるキャラクターは、絵描きのアマンダです。彼女が絵を描いている横には、お友達のリスがおすそわけをかじりながら彼女の絵を眺めているそう。

一番下に入っていた「201号室 雪の降らない日のブールドネージュ」は、北海道産の小麦粉とバターにアーモンドパウダーを加え、雪の玉を思わせる形に仕立てたそう。

口に入れると、生地がサクサクほろほろで、すぐに口の中で溶けていってしまうほど、口溶けがよかったです。香りも味もほんのりやさしいアーモンドの味なので、甘すぎず、いくつでも食べられてしまいます。

こちらのお菓子にまつわるキャラクターは、楽器職人のスノーです。「スノードーム」を営んでいる寡黙な青年で、雪の降らない日には『しろいし洋菓子店』のブールドネージュを一粒ずつ味わっているそう。
しっとり「パウンドケーキ」2種

また、「403号室 水平線の先まで持っていきたいパウンドケーキ」はショコラ&マロン、アールグレイ&クリームチーズの2種類。北海道産の小麦粉とバターを使用した生地で、しっとりふんわりとしたパウンドケーキ。

生地がかなりしっとりしていて重みがありつつ、口当たりのよい味わいでした。ショコラ&マロンはマロンの味が強く感じられ、飽きにぴったりのパウンドケーキです。

アールグレイ&クリームチーズは一見驚きの組み合わせですが、アールグレイの上品な甘さと、少し後から感じられるクリームチーズの味わいがマッチしていておいしかったです。食べ終わった後にもアールグレイの風味が残っていました。

パウンドケーキはそれぞれ7cmが691円、13cmが2,538円と、2サイズとなっています。

こちらのお菓子にまつわるキャラクターは、船乗りのブレッドです。マンション一の食いしん坊で、おひげがトレードマークの甘党。長い航海を終えると『しろいし洋菓子店』の大きなパウンドケーキを嬉しそうに抱える姿がよく目撃されているそうです。

「しろいし洋菓子店のクッキー缶」は段ごとに違うお菓子が詰められていて、食べ進めるごとにさまざまな種類のお菓子を楽しむことができました。また、お菓子がマンションに住んでいるキャラクターともリンクしており、お菓子の味わいはもちろん、ストーリーの中に自分が入っているかのような没入感を感じながら食べられる所が、このクッキー缶ならではのポイントだと思いました。

お菓子を味わいながら、物語も楽しみたい方、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。