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メキシコシティに本拠を構えるLCC(格安航空会社)、ボラリスの定期便で、珍しい理由で出発が約2時間半遅れる事象が発生しました。遅延の理由は機内に大量発生した”蚊”です。
超地獄絵図…「機内に蚊が大量発生で2時間半遅延」なぜ起きた?…の画像はこちら >>ボラリスの旅客機(画像:Volaris)。
当該便はグアダラハラ発メキシコシティ行きの221便で、エアバスA321「XA-VUA」が担当機となりました。複数の海外メディアなどが、この機内に大量の蚊が侵入し、CA(客室乗務員)が虫よけスプレーを使って駆除を試みたと報じられているほか、乗客が機内の「安全のしおり」を用いて仰ぎ、蚊を遠ざける様子などがSNS上で拡散されています。
しかし、CAが散布した虫除けスプレーは、あまり意味をなさなったどころか、さらに蚊を興奮させてしまったと報道。同便に搭乗していた乗客は現地メディアの取材に対し、「機内の照明をすべて消すまでは、蚊は興奮し続けていた」としています。
なお、地元メディアの報道によると、グアダラハラ空港が位置する地域は、洪水や植生が発生しやすい環境であるほか、あまりきれいでない水域の近くに位置していることから、蚊の増殖にとって理想的な環境となっているそうです。