“拉致問題”解決へ祈り…横田めぐみさんの母・早紀江さん「写真ぐらい見せてくれても」【新潟】

横田早紀江さんと支援者が拉致問題の解決を願い、祈りを捧げる集会が10月19日、東京で開かれました。

【横田めぐみさんの母・早紀江さん】
「めぐみちゃんがいなくなったあの新潟の海岸。いつも今頃になると『本当に生きていたくないな』と思うほどの悲しい思いでさまよっているのを、今でも思い出している」

10月5日、帰国を果たせぬまま、59歳の誕生日を迎えた横田めぐみさん。北朝鮮に拉致されてから11月15日で46年が経ちます。

【めぐみさんの同級生 真保恵美子さん】
「早紀江さん自身も、いつお迎えが来ても不思議ではない年齢になっている。そんな中でも、一目でもめぐみさんが帰ってきて、一瞬でもいいから会いたい。そう言っている」

帰国を待っていた父・滋さんは3年前に亡くなり、母・早紀江さんも現在87歳。入退院を繰り返すなど、体調に不安を抱える日々が続いています。

【横田めぐみさんの母・早紀江さん】
「めぐみちゃんが元気でいるということを信じて。まだ何も見えないし、写真くらい見せてくれてもいいのにと思って。声だけでも聞かせていただけないでしょうかと、よく言うんですけど」

拉致問題を最重要課題と位置づけながら解決への糸口すらつかめていない政府。言葉ではなく、一刻も早く具体的な行動を取ることが求められます。