ガラケー愛用者がスマホの機能を求められ困惑 「通話にしか使わないはずが…」

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ガラケーを愛用中の相談者が、想定外の事態に直面するように。「スマホがあって当たり前という風潮にむかつく」という投稿に、『New York Post』などアメリカのメディアが注目した。

海外で暮らすAさんは以前から携帯電話を使用してはいるが、契約しているのは通話のみのプラン。スマートフォンには切り替えず今もいわゆる「ガラケー」を使っている。
しかし先日のこと、Aさんは老いた母親が通う病院職員からの電話に戸惑った。「(お母さんと)ビデオ会議を行いたいのです」「必要なURLを送ります」と言われたからだ。
「困ります、みんながみんな高価なスマホを持っているわけではありません」と伝えたところ病院職員は誤解し、「(ではお母さんの電話ではなく)あなたのスマホにURLを送りますね」「お母さんには、あなたの電話で会議に参加してもらってください」と言い出した。
そのせいで、Aさんは「私も高価な電話なんて持っていません」と恥を忍んで説明するはめになった。

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多くの人が、決して安価とは言えない金額をかけてスマートフォンを購入する時代になったが、買えない人もいる。たとえ購入できたとしても、「セットアップは簡単ですよ」などと店員に言われて戸惑う場合もある。
最近では買った商品の到着時期などについて電話で問い合わせても、何時間も待たされたあげく「スマホで追跡サービスをご利用ください」と言われてしまう。
Aさんのガラケーは30ドル(約4,384円)の安物で、インターネットも利用していない。なのに「スマホがあって当然」「インターネットが使えて当たり前」という風潮に、Aさんは苛立っている。

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Aさんがどうしようもない苛立ちを人生相談コラム『Dear Abby』に投稿したところ、回答者は「気持ちは分かります」「高齢者からちょくちょくこういう話を聞きます」と説明し同情を示した。
しかし「こういうことは今後もっと増えると思います」「自分とお母さんのためにも、機種のアップグレードを検討すべきです」と助言している。
「SNSやインターネット依存を断ち切りたい」というセレたちの影響や価格の安さもあって、海外ではガラケー人気が再燃中だ。また「スマホは苦手」「使わない機能が多すぎる」という人もいるが、昨今ではせめてインターネット機能については、スムーズに使用できる携帯電話を持っておくほうが便利だろう。