インフルエンザ 1医療機関当たり11.07人 注意報レベル超 この先も寒暖差大

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厚生労働省が発表している「インフルエンザの発生状況」によると、最新のインフルエンザ報告数(10月9日~15日)は「54,709」と、昨年同時期の約564倍となっています。
インフルエンザ報告数 増加傾向
厚生労働省が今月20日に発表した「インフルエンザの発生状況」によりますと、41週(令和5年10月9日~15日)のインフルエンザの指定医療機関の報告数は「54,709」でした。40週(令和5年10月2日~10月8日)の「49,212」に比べて、増加傾向にあります。また、昨年同時期の総数は「97」でしたので、今年は昨年の約564倍となっています。1医療機関当たり10人を超すとそれぞれの自治体に対してインフルエンザ注意報が出されますが、今回の報告では全国平均で1医療機関当たり11.07人となり、今シーズン初めて全国平均で10人を超えました。
朝晩と日中の寒暖差大 空気が乾燥 体調管理に注意

この先1週間は、最高気温は平年並みか平年より高い日が多いでしょう。昼間は過ごしやすい陽気の所が多くなりそうです。最低気温は平年並みの日が多く、朝晩は冷えるでしょう。朝晩と日中の気温の変化が大きくなりそうです。寒暖差で体調を崩さないよう、お気をつけください。また、東北から九州を中心に晴れる日が多く、空気が乾燥するでしょう。のどのケアも心がけると良さそうです。
空気が乾燥 インフルエンザに注意

湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。