今季一番冷えた朝 冬日60地点以上 札幌で「初氷」 鷲別岳・…の画像はこちら >>
けさ(22日)は全国的に冷えて、この秋、最も気温が下がった所が多くなりました。最低気温が0℃未満の冬日は、今季最多の60地点超え。初氷・初冠雪と、冬の便りも届きました。
最低気温0℃未満の冬日地点 急増
今朝(22日)は、上空の寒気と放射冷却の影響で、この秋一番の冷えた所が多くなりました。全国のアメダス地点で最も気温が低くなったのは、長野県の野辺山高原でマイナス5.6℃(午前5時39分)でした。他にも、北海道十勝地方の陸別町ではマイナス3.0℃(午前5時19分)と、最低気温が0℃未満の冬日地点は午前7時までで63地点(富士山を除く)。今シーズン最多となりました。
「初氷」「初冠雪」冬の便り
この冷え込みで、北日本から冬の便りが届きました。札幌で「初氷」を観測。観測場所は札幌管区気象台です。平年より6日早く、昨年より15日遅い初氷となりました。北海道の鷲別岳と雌阿寒岳、宮城県の蔵王山で、「初冠雪」が観測されました。鷲別岳は、平年より9日早く、昨年より13日早い。雌阿寒岳は、平年より5日遅く、昨年より14日遅い。蔵王山は、平年より6日早く、昨年より14日早い初冠雪となりました。
初冠雪とは
初冠雪とは、8月1日から翌年の7月31日までに山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで、白く見えることを言います。初冠雪は初雪とは違い、麓の気象台から山の山頂付近が雪などで白く見えることが条件です。山に登って、雪が降っていることが分かっても、初冠雪とはなりません。また、麓から見えることが条件で、山にいくら雪が積もっていても、雲に邪魔されて見えない場合も初冠雪にはなりません。遠くから見えるくらいの雪が積もり、その後、晴れて、麓から確認できたときに、初冠雪となります。なお、富士山の初冠雪は、「一日の平均気温が、その年の最も高い日」の後に、山頂付近が雪などによって白く見える様子が、麓の気象台から見えたことが、観測の条件です。