同居の友人に虐待繰り返した女へ75年の実刑判決 被害者の母は衰弱した娘の姿に愕然

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友人宅で暮らすようになった女性が、虐待される事態に。2年ぶりに再会した母親は、変わり果てた姿に愕然としたという。『Khou.com』が伝えている。

アメリカ・テキサス州で暮らすアリーシャ・カルデロン(37)が、友人女性(24)に一緒に暮らすよう持ち掛けた。賃貸のつもりで金額を尋ねた女性に対し、高齢の要介護者と子供の世話との引き換えに同居をすすめたという。
女性はこれに快諾したが、話を聞いた母親は条件が腑に落ちないと感じたそうだ。そのため電話やメッセージでたびたびアリーシャに真意を確かめるよう促したが、女性は聞き入れず、そのうち連絡が途絶えてしまった。

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女性がアリーシャ宅で同居し始めて2年ほどたったある日、義理の父親のFacebookに女性からメッセージが届いた。その内容は「いつまで彼女(アリーシャ)が外出しているのかわからないけど助けて」というSOSだった。
義父は女性が何らかの事件に巻き込まれたと察知し、警察官と一緒にアリーシャ宅へ急行した。
到着した義父は、「警察官も一緒にいるから、出てきてごらん」と声をかけた。すると女性が「ドアをふさいでいる石をどけてくれたら、開けられる」と答えたため、義父は慌ててドアを蹴り開けたという。

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救出された女性は、髪の毛を刈られたうえに傷だらけで、体重が30キロ近くしかないという変わり果てた姿になっていた。
その後に駆けつけた母親は、激痩せした娘を見て愕然。『Khou』のインタビューに「彼女はセーターを着ていましたが、火傷にくっついていました」「このトラウマは止まる消えることもありません」と話し、泣き崩れたという。
女性は火傷の他にもろっ骨が何本か折れており、ナイフの切り傷や打撲傷もあちこちに確認できたそうだ。

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虐待の罪で逮捕されたアリーシャには、75年の実刑判決が下された。検察当局によると、アリーシャは女性が夜中に食べ物を持ち出したところを捕まえ、熱湯を浴びせた上に犬小屋に放置したのだという。この行為をたびたび繰り返し、女性の腕や胸、背中に重度の火傷を負わせている。
また同居していた高齢女性が受け取った遺産の7万8,000ドル(約1,160万円)を着服していたことも判明。さらに年金も引き出し、タトゥーの施術料やパーティの費用に使っていたのだという。