息子への性的暴行に激怒した母がパスポート没収に? 旅先で加害…の画像はこちら >>
息子に性被害を打ち明けられたフランス人女性が、全裸の男を見つけビンタを炸裂。しかし逆に被害届を出され、当局にパスポートを没収されてしまった。息子だけが帰国するまでの経緯を、『Thaiger』などタイのメディアが報じている。
フランス出身の女性(30)には、息子(7)をタイ旅行に連れて行く夢があった。それを実現するために何年も必死に働き、ようやくタイ・サムイ島に飛ぶことができた。
楽しい時間を過ごし最終日を迎えた女性たちは、コーヒーを買うためホテルから約10メートル離れた場所にある食料品店へ。買い出しを済ませてホテルに戻ったが、店に客室の鍵を忘れてきたことに気づいて慌てた。
店が近ったことから、「僕が取ってくるよ」と言う息子を女性は信じ、鍵を探しに行かせることにした。
関連記事:女性を襲い「捕まえてみろ」と警察を煽った男 あっけなく逮捕
しばらくすると息子はホテルに戻ってきたが、ひどく動揺した様子だった。女性が理由を聞いたところ、息子は「男の人に膝に座るよう命令されて、性器を触られた」「その人の性器をに触るよう強いられた」と告白したという。
ショックを受けた女性は食料品店に走って戻り、裸の男を発見して「息子に何をしたの」「説明しなさいよ」と問い詰めた。さらに男の顔に平手打ちを食らわせたという。
関連記事:嫁の「お義父さんが孫に性的虐待」発言で関係絶たれた義母 潔白は証明したものの…
荒れる女性に通行人らが声をかけ、警察へ通報。英語やタイ語を話せない女性は困り、ホテルに滞在していたフランス人に通訳を頼む必要があった。
だがその後、店の防犯カメラの電源が抜かれていたため、性的暴行を証明する映像はないことが判明。現地警察にも「性的暴行事件は複雑だし解決まで時間がかかる」「訴えを取り下げたほうがいい」と言われ、女性は戸惑った。
しかも裸の男は、「叩かれた」として被害届を提出。女性は罰金を科せられ、パスポートを没収された。
関連記事:性暴行犯を絞殺した女性への有罪判決に活動家らが猛抗議 起訴は白紙撤回に
学校がある息子を国に帰らせた女性は、ひとりでタイに残り裁判を待つことになった。法的文書の翻訳や弁護士費用の捻出に追われ、経済的にも苦しい状態だという。
外国で孤立し困っている女性はSNSにこれまでの経緯を書込み、「この話をぜひシェアしてほしい」とユーザーら助けを求めた。