〈アルビレックス新潟〉鳥栖とドローで“J1残留”決定!今季残りは4試合「1桁順位へ」

サッカー明治安田生命J1リーグ・アルビレックス新潟は10月21日、ホームでサガン鳥栖と対戦しました。

今シーズン、J1リーグ残り5試合。21日、ビッグスワンで行われた試合には、中断期間中に日本代表に追加招集されたゴールキーパー・小島がスタメンに名を連ねました。

【アルビレックス新潟 小島亨介 選手】
「一人一人意識が高いのもあるし、練習中のプレー強度が高いなと感じたので、僕自身もそこは見習わなければと思うし、そこをチームとしても還元できればと思っている」

【記者リポート】
「小雨も降る中、気温も低くなっていますが、約1カ月ぶりのホーム戦には、多くのサポーターが集まりました。今季初の3連勝に向けて気合い十分です」

ここまで勝ち点36で11位のアルビは1桁順位を目指し、勝ち点差1で12位のサガン鳥栖と対戦しました。

試合は、立ち上がりからアルビにチャンスが訪れます。

マイケルのロングパスに反応した松田がダイレクトで中央へ。そこに走り込んだ鈴木。ここはキーパーに阻まれ、惜しくもゴールならず…その後も2試合ぶりにスタメンの松田が右サイドから何度もチャンスを生み出します。

すると前半終了間際。藤原からのスルーパスを受けた松田がサイドを駆け上がり、クロス。これがVARの結果、ハンドの判定となり、ペナルティキックを獲得します。

キッカーは鈴木。鈴木の2試合連続のゴールで先制に成功します。

【アルビレックス新潟 鈴木孝司 選手】
「駆け引きをしっかりできて、相手の逆を突くことができたし、自分のペースでリラックスして緊張せず蹴れた」

しかし、その直後でした。鳥栖が右サイドに展開すると、鋭いクロスを供給。フリーになった選手に頭で合わせられ失点し、1ー1で試合を折り返します。

エンドが変わった後半もボールを保持し攻め込むアルビ。

後半7分には、ペナルティエリアの外から新井が強烈なシュート。その2分後には、こぼれ球を拾った藤原がミドルを放つなど、ディフェンダーも積極的に狙いますが、ゴールネットを揺らすことはできません。

逆に後半34分には、ピンチを迎えます。鳥栖のコーナーキックの場面。コースが変わったボールを相手が体で押し込もうとしますが、ここはゴールライン上で小島が冷静に対応。相手に2点目を与えません。

その後、両者得点を奪えず、試合は引き分けに終わりましたが、勝ち点1を積み上げたアルビは4試合を残し、J1残留を決めています。

ただ、選手は残り4戦、少しでも高い順位を目指す決意です。

【アルビレックス新潟 鈴木孝司 選手】
「きょうみたいな試合を勝ちに持って行くという力をこれからつけないと、1桁の順位や上に行けないので、そこを課題としてやっていきたい」

アルビは、勝ち点37で順位は11位。次節は10月28日、アウェーで京都と対戦します。