[チバリヨ―県勢!! プロ野球キャンプ2023]
DeNAの宮城滝太(だいた)(22)=嘉手納中-滋賀学園高出=がプロ入り5年目にしてつかんだ1軍キャンプで初日からブルペン入りした。力のある直球33球を投げ込んで、キャッチャーミットの音を響かせ、「いい手応えだった。4年間やってきたことを出してアピールしたい」と意気込んでいる。
高校2年生だった2017年の全国選抜で好投し、18年のドラフトで育成1位指名を受けて入団した。最速153キロの勢いのあるストレートに加え、カーブ、スライダー、カットボール、シュート、スプリットを操る。
20年には、2軍のイースタン・リーグで5勝を挙げて最多勝利賞を獲得。21年11月には、右肘のクリーニング手術を受けたが、リハビリを経て順調に回復。昨季に支配下契約を勝ち取り、背番号も3桁から2桁の92となった。そして1軍キャンプ参加が実現した。
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武器は「強いストレート」と語る宮城。キャンプでは球速アップを目標に掲げる。自主トレではスムーズな体重移動を研究するなど、準備を進めてきた。
これまでの最初の3年間は先発中心に投げ、中継ぎ中心となった昨季は2軍で27試合に登板し防御率2.48の好成績を残した。「中継ぎで思っている以上に成績が伸びた」と中継ぎへの思いが強いが、「先発・中継ぎともに経験していることも強みだと思う。目標は30試合登板」と闘志を燃やす。「任されたポジションで食らいついていきたい」と1軍での活躍を誓った。(内間健)