金谷沖の定置網にプレジャーボート乗り揚げる 天羽漁協と海保救助

22日午前8時50分ごろ、富津市金谷沖約500メートルの海上で、プレジャーボート(5トン、定員12人)船長の会社役員男性(50)=市原市=から「定置網に乗り揚げて航行できなくなった」と118番通報があった。
木更津海上保安署の巡視艇と、定置網を所有する天羽漁協(磯貝秀樹組合長)の救難所に所属する漁船が現場に急行。救難所職員がボートのプロペラ軸に絡んでいた定置網をほどき同11時15分ごろ、ボートは自走で脱出した。巡視艇に伴われ午後1時40分ごろ、定係地の木更津マリーナ(木更津市)に戻った。
ボートには船長と会社役員の妻(51)が同乗していたが、2人にけがはなく、ボートからの油類流出もなかった。同署で詳しい事故原因を調べる。
ボートは午前8時ごろ、釣りをするため同マリーナから金谷沖へ向け出港。誤って定置網に接近したとみられる。事故当時、金谷沖は北の風6メートルで高波やうねりなどはなく、視界良好だった。