将来を悲観し「いっそ安楽死を」と考える60代男性 希望与えるアドバイスが…

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大病を患ったが、心配してくれる家族もいないという男性。生きる意味さえ見失い寂しい日々を過ごすうち、死を望むようになった。

介護用住宅で暮らす無職の男性(61)は、希望もなく悲しみに満ちた生活にうんざりしていた。少し前に心臓発作を起こして倒れたが、心配して様子を見に来てくれる家族さえいない。また何年も前に結婚生活が破綻し、一人きりになってしまったからだ。
もし自分が死んでも、「悲しい」と思ってくれる人はいないだろう。「今の僕は死を待っているだけ」という思いに苦しんでいるのに、悩みを打ち明ける相手もいない。同じ地区で暮らす人たちは親切にしてくれるものの、あくまでも隣人であって友達ではないのだ。

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そんな中、自殺ほう助による安楽死を支援する外国の団体について知った男性は、胸を打たれた。「痛みを感じることなく、美しい場所で静かに死にたい」とも考えたが、手続きの方法が分からない。たとえ分かったとしても、必要なお金を捻出することはできないだろう。
そんな悩みが尽きず苦しんでいる男性が、イギリスのメディア『The Sun』の人生相談コーナーに投稿し、現在に至る経緯を説明。「僕は落ち込んでいるだけなのでしょうか」と質問を投げかけた。

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回答者は男性に同情しつつ、「ただ、あなたは救いを求めて投稿してくださったのです」「心のどこかに『生きたい』という願いがある証拠です」と断言した。
また「心臓発作を起こした人がうつ病になるケースは珍しくありません」とも説明し、医師への相談を勧めている。
さらに近隣の人たちと親しくなれるよう働きかけることを提案し、行き詰まっている男性を励ました。

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