爆弾装置となるイスラエルによるガザ侵攻 第3次世界大戦勃発のリスクも

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パレスチナ・ガザ地区を実行支配するイスラム主義組織ハマスが7日にイスラエルへ奇襲攻撃を仕掛けて以降、イスラエル軍のガザ地区への空爆が強化され、双方の犠牲者数は5,000人を超えている。

しかし、イスラエル軍とハマスの軍事力の差は歴然としており、犠牲者の多くは罪のないパレスチナ市民で、女性や子供がその中心だ。
今日、ガザ地区では電気や水道、ガスなどインフラがストップし、人道危機が拡大しているが、それでも空爆を停止しないイスラエルへの怒りや不満が強まり、アラブ諸国を中心に世界中でイスラエルに抗議するデモが拡大している。
しかし、イスラエルは自衛権を行使するとして、ガザ地区への地上侵攻を否定せず、ハマスとの停戦にも応じない姿勢を貫いており、今後も犠牲者が増えることは避けられそうにない。

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地上侵攻となれば、影響が世界中に拡大することになる。まず、イスラエル北部と国境を接するレバノン南部には、イランと親しい武装勢力ヒズボラが活動しているが、ハマスに同情するヒズボラがイスラエルへの攻撃を強化するだろう。
また、長年イスラエルと犬猿の仲であるイランも、地上侵攻すれば我々も傍観できないと警告しており、誰もが恐れてきたイスラエル・イラン戦争が勃発し、中東全体が戦争に突入することになる。
また、そうなれば中東問題を傍観する中国も、「米国が中東問題に対応している。今がチャンスだ」とし、台湾への攻勢をこれまで以上に強めていく可能性がある。ウクライナ戦争で何とか踏みとどまるロシアも、「米国が中東でモタモタしている今こそ攻撃を強化するぞ」という形で軍事的に勢いを増すかも知れない。
そうなれば、アジア、中東、欧州と3つの戦争が同時多発的に起こることになり、世界は第3次世界大戦への時代に突入することになる。