「求む!女性タクシードライバー」 人出不足解消へ…現役ドライバーが“働きやすさ”伝える【新潟市】

新型コロナ禍が明け、タクシー需要が高まっている一方、タクシードライバーは深刻な人出不足にあります。こうした中、女性を対象にタクシードライバーの仕事の魅力を伝えるセミナーが初めて開かれました。

【松村道子キャスター】
「女性のお客さんを女性のタクシードライバーが迎えます。向かう先は、タクシードライバーの仕事の魅力を伝えるセミナー会場。乗り込んだお客は、現在、仕事を探している女性です」

新潟市ハイヤータクシー協会は10月26日、初めて女性の求職者を対象にしたセミナーを開催しました。

2016年に比べ、3割減少している県内のタクシードライバー。一方、女性ドライバーの占める割合は8%にとどまっています。

【新潟市ハイヤータクシー協会 山崎啓樹 会長】
「今、お客が女性の乗務員を必要としているというか、ニーズが多くなってきている。新たな雇用を創出するには女性の力を借りたい」

女性ドライバーのきめ細やかなサービスはお客の評価が高いということです。仕事を探している女性と現役ドライバーの意見交換では…

【女性ドライバー】
「休みたければ、うちは自由なので、あす休もうと思ったら、紙(休みの希望)をすーっと出して」

【参加者】
「自分が休むことによって誰かと交代しなくてはいけない勤務とは違うので、そういう部分のプラス面があると感じた」

【参加者】
「男性の方が稼げるのかと思ったが、歩合でもらえると聞いたので、結構いいのかなと」

一方、現役ドライバーはそのやり甲斐や働きやすさを強調します。1歳の子どもがいるドライバーは…

【女性ドライバー】
Q.子どもが熱を出したら?
「そういうときは、早退させてもらったり、朝なら欠勤させてもらったり、すごく融通が利く。お客様の満足度を直接目にできるのがいい」

【女性ドライバー】
「女性ができる仕事だというのは知ってもらいたい。そんなに力仕事があるわけでもない」

新潟市ハイヤータクシー協会は、今後も女性に対し、仕事の魅力をアピールしていく考えです。