週刊文春で女性との不倫関係が報じられ、文部科学政務官を辞任した自民党・山田太郎参院議員が26日、国会内で記者団の取材に応じ「妻以外の女性と男女の仲になったという点は事実です。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。
辞任理由に関しては「国民生活の重要課題の審議が待ち受ける中、政務官として国会審議の障害となることは避けたいという思いがあり、自ら判断した」と説明した。議員辞職の意思について問われると「誠心誠意、頑張っていきたい」と述べ、辞職は否定した。
既に家族に謝罪したことを明かした山田氏は「妻はこんな私の軽率な行動を許し、やり直そうと言ってくれた。そのような妻に対し、生涯かけて償いたい」と真剣な表情で語った。また、今回の不倫報道では、性行為の対価として現金を払ったと報じられていたが「そういうことは、一切ございません」と否定した。
9月の内閣改造後、政務三役が辞任するのは初めて。後任には、本田顕子参院議員を起用する。これまで副大臣・政務官は、男性のみの起用で、本田氏は唯一の女性となる。