一瞬の隙をついて草むらにダイブした犬 戻ってきた姿に、飼い主「勘弁してよ…」

ライターチーム『キジカク』で執筆活動をしている、うーかさん。
アメリカに12年、台湾に2年在住の経験があり、海外ならではの面白い話題を探すことを日課にしています。
そんなうーかさんが、実体験や友人のエピソード、クスッと笑えるユニークなグルメや驚きのカルチャーなどを紹介します!
最近は愛犬のころちゃんこと、ころもくんと一緒にさまざまな場所へ出かけることに夢中です。
2023年の長く暑すぎた夏が終わり、秋も深まり散歩のしやすい季節になってきました。
筆者も愛犬ころちゃんも、暑いのは大の苦手…。特に今年の夏は暑すぎて、陽が落ちてもアスファルトが熱いことも多かったため、散歩は少し控えめになっていました。
夏の間は室内ドッグランへ行ったり、家でボール投げをしたりと、いろいろな策を講じていた筆者。
とはいえ、外の景色を見ながら一緒に歩く散歩は格別ですよね。
秋晴れの気持ちのいい日、仲よしの犬友達である、ルビーくんと一緒に楽しく散歩へ出かけた時のこと。
ころちゃんに、ちょっとした事件が起きてしまいました。
ころちゃん(左)と、ルビーくん(右)
公園の遊歩道を歩いていると、ころちゃんがうんちをしたので筆者が拾っていると…。
ころちゃんが、一瞬の隙をついて生い茂る草むら目がけてダイブしてしまいました!
「ぎゃー!やめてー!!」と思ったのも束の間。
草むらから出てきた、ころちゃんには全身に緑色の『アレ』がくっついていたのです。
※動画はInstagram上で再生できます。
ころも Koromo(@koromo.corocoro)がシェアした投稿
それは平べったい枝豆のような形をした『ひっつき虫』。正式名称はアレチヌスビトハギで、秋の草むらにたくさん自生している植物です。
服や毛皮、髪の毛など、いろいろなところにくっついてきてしまう、この厄介者。
それがころちゃんの全身に無数にくっついているではありませんか!
悲惨な姿に、思わず絶句してしまった筆者。
秋の散歩はとても気持ちがいいのですが、この季節の草むらには、ひっつき虫が大量に茂っていることが多いのです。
ひっつき虫と呼ばれる植物の中には、トゲがあり刺さると痛いものもあります。
そのため、できる限り、ころちゃんを草むらに入らせないように気を付けていたのですが、一瞬の出来事になすすべなしの筆者。
こうなってしまっては、あとの祭りです。一つひとつ取り除いていくしかありません。
秋日和の美しい空の下、公園のベンチに座りひたすら、ひっつき虫を取る筆者。
ミニチュアシュナウザーのころちゃんの毛は、真っ直ぐではなく少しカールがかっているため、そっと引っ張っても取ることはできません。
指先を使って少しずつひっつき虫から毛を剥がしながら、1つずつ丁寧に取り除いていきます。
ルビーくんの飼い主さんも手伝ってくれましたが、なかなかすべてを取り切ることはできず…。
ルビーくんと、ころちゃんの「早く散歩の続きに行こうよ~!」という視線に負け、全部を取るのは諦めて再び散歩をすることにしました。
散歩から帰宅後、玄関で必死にひっつき虫を取る作業を再開した筆者。
全部取り終わるのに合計で1時間ほど要しました。
公園で取り終えた、ひっつき虫
とんだハプニングに見舞われた散歩になってしまいましたが、久しぶりに長い散歩に友達と行けた、ころちゃん。とっても満足そうな顔をしていました。
でもね、ころちゃん、お願いだからもう草むらにはダイブしないでね…!
[文/キジカク・構成/grape編集部]