愛知県豊田市の小学校で25日、教師が男子児童を平手打ちし、児童の鼓膜が破れる体罰が明らかになりました。
27日午前、豊田市が記者会見し、市立東山小学校で25日、40代の男性教師が5年生の男子児童の左頬などを複数回平手打ちしたことを明らかにしました。児童は左耳の鼓膜が破れ、全治1カ月の大ケガをしたということです。
男子児童はその後、耳の不調を別の教師に訴えましたが、保冷剤を渡されただけで病院や保健室で手当てを受けることはなく、帰宅後に保護者が学校に問い合わせたことで体罰が発覚しました。
豊田市立東山小学校の杉本校長：
「当日、養護教諭が出張しておりまして保健室が不在でした。それに伴い、担任の方で保冷剤という形での対応をさせていただきました。情報の共有が図られなかったこと、申告がなかったことなど、私の管理不行き届きが全ての原因だったと考えております」
男性教師は、算数の少人数授業の担当をしていたといいます。男子児童を指導する大きな声は、隣の教室にも響いたということです。
＜男性教師＞
「自分の感情を抑えることができずにやってしまった。愚かな行為だった」
市はさらに調査を進め、処分を検討するとしています。