ヤマハ発動機は、1980年代のGPファクトリーマシンを彷彿させるスポーツヘリテージモデル「XSR900GP」を欧州向けに発売する。それに先立ち10月26日から開始した「ジャパンモビリティショー2023」と、11月7日からミラノで開催する「EICMA 2023(国際モーターサイクルエキシビション)」に出展する。
「XSR900GP」のコンセプトは、”The Embodiment of Yamaha Racing History (ヤマハレースヒストリーの体現者)”。「XSR900」をベースに、ワインディングロードを駆け抜けることができる性能と、スポーティなハンドリングが堪能できる作り込みを行っている。デザイン面では、グランプリマシン風の新外装を施し、同社が世界最高峰のロードレースで培ってきた歴史とスピリッツを表現した。
80年代のグランプリマシンYZR500をオマージュした新外装が特徴。セパレートハンドルの採用と、それに伴うライディングポジションの全面見直しも実施した。車体剛性のチューニングも行っている。
タイヤはブリヂストン製「バトラックスS23」を採用し、これに連動した前後サスペンションのバネ定数と減衰特性のリセッティング、コントロール性を高めたブレーキホースなど足回りも新しくした。YRC(ヤマハライドコントロール)やクルーズコントロールシステムなどのライディングアシストテクノロジー、つながる機能搭載の5インチフルカラーTFT メーターやType-CのUSBソケットなどの便利な機能も搭載している。
日本では、2024年夏以降の販売を予定している。