名鉄都市開発は、マンションの「共用部」に関するアンケート調査結果を10月25日に発表した。同調査は、2023年8月21日に、首都圏在住の20~70 代のマンション(持ち家または賃貸)に住むファミリー世帯の300名を対象に、インターネットを用いて行われた。
マンションの「共用部」に求めることを聞いたところ、1位は「居心地が良いこと」(45.7%)、2位「みんなが使えること」(42.3%)、3位「管理費(維持費)がかからないこと」(41.3%)、次いで、「専有部(自宅)では出来ない・やりづらいことができること」(24.3%)という結果になった。「その他」のフリー回答としては、「きれいなこと」「住民同士のコミュニケーションが取れること」「機能的であること」が挙がったとのこと。
「専有部(自宅)では出来ない・したくない・やりづらい」ことを聞いたところ、「DIY」「パーティー」「バーベキュー」といった回答が多かった一方、「大人数で集まること」「運動」「音の出ること」という回答も多く見られた。このことから、隣や階下などの近所に音や声が響いて迷惑がかかることを気にする人が多いと分かる。「大人数で集まること」に関しては、大人数だと専有部では広さが足りないからという理由と、「人を呼ぶ、来客」の回答も多かったことから、自宅に他人を招き入れたくないという理由も考えられるとのこと。また、今回は調査対象をファミリー世帯としたため、「一人になる」との回答もあった。
全体の回答をまとめると、「音やにおい」に関すること、また専有部内が「汚れる」こと、専有部では「広さ」が足りないこと、専有部に「人を招く」こと、一人になって「集中」したいこと、という5つの傾向が見られた。