帝国データバンク千葉支店によると、千葉市花見川区創業のパチンコホール経営会社「ガイア」(東京都)が30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は約850億円。パチンコ運営会社では過去最大の倒産となる。
同社は1984年に創業。「ガイア」「メガガイア」など全国チェーンのパチンコホールを運営し、ピークの2006年5月期には売上高約5853億500万円を計上していたが、新型コロナウイルス禍で臨時休業を迫られた上、その後も来店客の減少で経営が悪化。2023年5月期には売上高1895億4200万円まで落ち込んだ。
収益改善のため店舗売却などを進めていたが、電気代の高騰が響き、自主再建を断念した。今後は本業のパチンコホール事業を継続しながら、法的手続きにより再建を進める予定。
同市美浜区の景品卸売業「トポスエンタープライズ」など、グループ6社も合わせて民事再生法の適用を申請した。ガイアを含めた計7社の負債は合わせて約1133億円。