“新潟~ソウル線”約3年7カ月ぶりに再開!インバウンド促進へ自治体も期待「大きいチャンス」

新潟と韓国・ソウルを結ぶ定期便が10月31日、約3年7カ月ぶりに再開しました。利用者からは喜びの声が聞かれ、自治体もインバウンドの拡大に期待を寄せています。

【記者リポート】
「水色の機体が見えてきました。新型コロナ禍を乗り越えて、ソウル便が新潟空港に到着しました」

感染症の影響で2020年3月から運休していた新潟とソウルを結ぶ定期便が31日、3年7カ月ぶりに再開しました。

【韓国へ行く人】
「観光。新型コロナ禍で、ここ数年、海外旅行というのは随分難しい状況だったので」

【韓国へ行く人】
「孫に会いに。半年ぶり。新潟で子どもが生まれて、(韓国に)戻った」

運航は週3便で、インバウンドの活性化にも期待が寄せられています。

【橋本憲次郎 副知事】
「これが再開することは本当に新潟にとって飛躍の大きなきっかけになると大変嬉しく思っております」

この日は、新潟から韓国へ114人が旅立った一方、65人が韓国から新潟に降り立ちました。

【到着した韓国人】
「昔、日本人の知り合いに『新潟は良いところだから遊びに来て』と言われたことがあって、それを思い出して。今回、大韓航空も再開されたので来てみた」

【到着した韓国人】
「新潟に来たのは初めて。紅葉を見に」

こうした中、新発田市ではソウル線の再開に合わせて、韓国の旅行事業者へ市の魅力をアピールするモニターツアーを企画。参加した8人がまず訪れたのは、市内のゴルフ場所です。

【新発田市観光振興課 渡辺貴守 課長】
「久しぶりに新潟ソウル便が再開されたということで、韓国で今ものすごくゴルフが人気なので。アフターコロナで一気に反転攻勢をかける。そういった大きいチャンスだなと捉えている」

参加者はスマートフォンで撮影するなどして場内の様子を記録していました。

【韓国の旅行事業者】
「バスからの風景も日本の伝統家屋が建ち並んでいるので、観光客にはおもしろいところ」

【韓国の旅行事業者】
「今後、新潟便がさらに増便されたら、多くのゴルフを楽しむ韓国人が訪れるのではないか。韓国でも宣伝したい」

大韓航空は今後、運航日数の拡大も検討したいと話しますが…

【大韓航空 日本地域本部長】
「新潟の魅力、私は色んな魅力があると思うけど、PRがちょっと足りない部分があるかなと思って」

【橋本憲次郎 副知事】
「頑張って参りたいと思う、そこは逆に伸び代がまだまだあると、前向きに考えたい」

インバウンドを再び取り戻すため、官民の連携した施策が求められます。