モンゴルの旅行会社が新潟県内視察 インバウンド拡大へ動き加速 “カニコーラ”の味は「言葉に出せない」

インバウンド拡大に向けた動きが広がっています。1日は新潟へのチャーター便の運航を検討するモンゴルの旅行会社の担当者が、県内観光地を視察しました。

【記者リポート】
「木々が徐々に赤く色付いてきました。日本庭園を眺めるのはモンゴルの旅行会社の担当者です」

新潟市中央区の旧斎藤家別邸を訪れていたのは、モンゴルの大手旅行会社の担当者。その目的は…

【ジュールチン旅行会社 ザヤ さん】
「チャーター便で、大勢のモンゴルのお客さんを連れてきたい」

モンゴルと新潟をチャーター便で結ぶツアー商品の企画のための視察です。

新型ウイルス禍以前はチャーター便が運航され、双方向のツアーも企画されていた新潟とモンゴル。感染状況が落ち着き、さっそくツアーを再開させようと動きが加速しています。

歴史ある建物や庭園など、日本ならではの風景を視察した後に訪れたのは、様々な県産食材が揃う市場・ピア万代です。

【ジュールチン旅行会社 ザヤ さん】
「モンゴルは海がないので、川魚はあるがほとんど主食はお肉なんです。だから魚は珍しいです」

内陸国のモンゴルでは口にする機会が少ないという、新鮮な海産物。そんな中、手にしたのはカニの風味を加えたコーラ。初体験のお味は・・・?

【ジュールチン旅行会社 ザヤ さん】
「う~ん、面白いなんか不思議な味。言葉に出せない」
Q.モンゴルの方は好きそう?
「面白がって絶対飲んでみると思います」

その後も、モンゴルからの観光客に喜ばれそうなお土産などを見て回った一行。

こうしたインバウンド拡大に向けた動きに、観光地としても期待を寄せます。

【ピア万代 藤本暁史 さん】
「もちろん新潟ウエルカムですし。受け入れる体制作りをしていきたい」

来春以降のツアー実施に向け、帰国後検討を進めるという関係者。その実現へ感触は上々のようです。

【ジュールチン旅行会社 ルハム さん】
「いろんな体験もできるし、絶対喜ぶと思います」

一行は2日には、燕三条地域のものづくりの現場などを見て回ります。