玉川徹氏、第三者委に「組織の体をなしていない」と指摘された日大の林真理子理事長に断…「向いていない…大学の改革をやる能力はどうだったのか」

テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は1日、日本大アメリカンフットボール部の薬物事件を巡る大学側の対応を検証した第三者委員会が10月31日に記者会見し、林真理子理事長らトップ陣について「情報を都合良く解釈し、自己を正当化する姿勢が顕著」と指摘する報告書を公表したことを特集した。
第三者委は、日大を法令順守意識を欠き、危機管理に必要な情報共有が行われず「ガバナンス(組織統治)が機能不全に陥った」と結論付け、会見で「組織の体をなしていない」などと指摘した。
スタジオでは、報告書で林理事長の8月8日に開いた記者会見での対応に責任が指摘されたことを伝えた。その中で林理事長は、会見前日となる8月7日の会議で「悪いことは何一つしていないし、ウソもついていないから堂々と臨もうと思う」と発言し、外部理事や危機対応の専門アドバイザーからの助言を受け入れなかったという。結果、会見で「隠蔽(いんぺい)といわるのは遺憾だ」などと発言。この対応に報告書は「マスコミに対する不満や警察その他関係者に対する不満が集積し対決姿勢で臨んだ」などと指摘し、綿引万里子委員長は「完全に準備不十分でやっている」と述べた。
コメンテーターで元テレビ朝日社員の玉川徹氏は、昨年7月に理事長に就任した林氏は不祥事からの改革を掲げたにも関わらず問題を繰り返したことを指摘した上で「林さんは、向いてないんじゃないかというところに考えが行かざるを得ない」と指摘した。
さらに、報告書で理事長選考の過程での再考も指摘されたことを伝え「確かに林さんは素晴らしい人で素晴らしい作家である。だけど大学の改革をやる能力に関しては、そもそもどうだったのかなと問われるんじゃないですかね」とコメントしていた。