4万8000本の“つまようじアート”で長岡花火を表現! 高校生が文化祭に向け制作【新潟】

新潟県長岡市の高校で「つまようじ」を使ったアート作品が作られ、11月3日の文化祭で展示されます。

長岡市の長岡工業高校。文化祭の準備が進む校舎で何かをチェックしている生徒がいます。

【長岡工業高校 中村駿也さん】
Q.何をしている?
「今は、つまようじアートの最終確認を行っている。長岡花火の代表的な白菊をみんなで、つまようじで作成した」

長岡花火の白菊を描くのに使ったのは、約4万8000本のつまようじです。

長岡市の長生橋が校舎から見える高校で、1年生がつまようじアートの題材として選んだのは、長岡まつりの初日・8月1日に毎年打ち上げられる戦没者を慰霊する「白菊」。

しかし、その白菊や街並みを表現するためには、色の違う大量のつまようじが必要に。当初は1本ずつ着色していましたが、効率が悪かったため、水で溶かした絵具につけて紙の上で乾燥させる工程を考え出しました。

用意したつまようじは赤・青・黄色など8色。画像データを方眼紙に落とし込み、指定した色に沿って4万8000本のつまようじを一本一本刺していきました。

1年生170人が1カ月をかけて完成させた作品の見どころは?

【長岡工業高校 中村駿也さん】
「中央から見ると、とても大きな白菊が印象的だが、少し斜めにずれることで、長岡を流れる信濃川や長生橋が見えるようになっている」

見る角度によって長生橋が浮かび上がったり、より立体的に見えたりするこの作品は1年生の結束を高める学年企画として作られました。

【長岡工業高校 中村駿也さん】
「白菊の本来の意味の平和を感じるとともに、1学年全員で頑張った努力の結晶を皆さんに感じてほしい」

長岡工業高校の文化祭「長工祭」は11月3日、午前10時からです。