路線バスEV化に新たな選択肢「台湾製」 両備グループが独占輸入販売へ 右ハンドル 国内1000台取扱い目指す

台湾政府もガッツリ噛んでる!
岡山の両備ホールディングスは2023年11月1日、台湾の大手EV(電気自動車)バスメーカーであるMASTER社と、同社製EVバスの独占販売に関する基本合意書を締結したと発表しました。未だ普及が進まない路線バスのEV化に、台湾製という新たな選択肢が加わりそうです。
路線バスEV化に新たな選択肢「台湾製」 両備グループが独占輸…の画像はこちら >>両備バスの車両。両備グループが台湾製のEVバス販売に乗り出す(画像:写真AC)。
MASTER社は2003年設立のEVバスメーカーで、2021年には政府から2社のみに与えられたEV大型バスモデル計画への参加業者としての資格を得ているそう。 BMS(バッテリーマネジメントシステム)も自社開発しており、LTO(リチウムチタン酸電池)を使用した高速充電を搭載しているのが特長だといいます。
今回は、複数のバス会社を傘下にもつ両備グループと、日本市場への進出を模索していたMASTER社の思惑が一致。基本合意書の締結は台北にて、政府の経済部長(経済大臣)や交通部次長(交通副大臣)も臨席するなかで行われました。両備グループが日本でのMASTER社製品の専属販売代理店としての独占的な権利をもつという内容です。
両備グループは2025年までに、MASTER社車両を1000台以上取り扱うことを目標にしているといいます。
なお、台湾の車道は右側通行ですが、日本での販売が予定されているバスは右ハンドル仕様とのことです。