2023年・流行語大賞はドレ? 阪神・岡田彰布監督の「アレ」もノミネート「はやったやろ」とご満悦

今年話題になった言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識 選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」の候補30語が2日、発表された。選考委員会は「4年ぶりの声出し応援、WBC野球関連など昨年に比べ、明るい話題はありました」と指摘した。
スポーツ界では、大谷翔平選手(エンゼルス)がWBC決勝前にスピーチした「憧れるのをやめましょう」など、4語が選出。18年ぶりのセ・リーグ優勝を飾り、日本一に王手をかけた阪神・岡田彰布監督が選手に優勝を意識させないようにと表現した「アレ(A.R.E.)」、WBCでヌートバー選手(カージナルス)が披露した独自パフォーマンス「ペッパーミル・パフォーマンス」もノミネートされた。
10月に将棋界初の快挙を成し遂げた藤井聡太八冠の関連では「藤井八冠」、「観(み)る将」もノミネート。また、バレーボール男子W杯で高橋藍選手らが得点を決めた際に披露した、ひき肉パフォーマンスでおなじみの「ひき肉です/ちょんまげ小僧」も入った。
エンタメ関連では、SNSで振り付けが話題となった「新しい学校のリーダーズ/首振りダンス」や、一時X(旧ツイッター)の世界トレンド1位を獲得するなど、海外でも人気となったアニメ「推しの子/アイドル」も候補に挙がった。
その他、社会問題となったジャニーズ事務所(現スマイルアップ)の創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題に関連して「性加害」、「NGリスト/ジャニーズ問題」も入った。
今年で40回目となる新語・流行語大賞では、漫画家・やくみつるさん(64)らが選考委員を務める。年間大賞とトップ10は12月1日に発表される。
「はやったやろ」 〇…岡田監督は「アレ(A.R.E.)」が選ばれたことに「え、そうなんか」と驚きながらも「まあ、はやったやろ。他の競技でもアレ言うてるみたいやん」とうれしそうに語った。ノミネートを予測していたか問われると「そんなん、ないない。別に(選ばれなくて)ええわ」と照れ笑い。優勝を意識しすぎないために用いた代用語で、リーグ優勝時には「まさか、ここまで浸透するとは」と語っていた。